朝早いですが、今日はこれから一日がかりでカロリーナの引っ越しの手伝いです。
学生寮を出て、東京で新たな生活が始まります。
彼女は数日前に、山梨学院大学の大学院を卒業しました。
(地元のNHKニュースにも出てました)
大学でお世話になった4年半の間に、無事女流棋士としてデビューすることができて、日本語もずいぶん上達しました。
これからも山梨学院の方々への感謝の気持ちを忘れずに、強くなってもっと活躍することで、恩返ししてもらえたらと願っています。
異国の地で、女流棋士として一人で生きていくことは、さぞ大変なことだろうと思います。
プロとして生きていくためには、何よりも自律した日々を過ごすことが大切で、もちろん僕もこれからもサポートしていくつもりです。
将棋世界にも書いた通りで、僕自身は将棋の指導者として有能とは言えませんが必要なアドバイスをすることはあります。
目標や生きる指針を見失わないようにして、一人の女流棋士として、同時に日本とポーランドの宝として、大いに羽ばたいてもらいたいと願っています。
これは自分にも言えることですがプロになることはそれ自体とても大きな目標で、しかし何かを為すという意味ではプロになることはスタートで、すべてはこれからです。
そういう意味では、彼女の挑戦もまだ始まったばかりと言えます。
皆様にはどうか、これからもカロリーナへの応援をよろしくお願い致します。