囲碁界の話題とか

昨日、こんな記事を見つけました。
Theme プロ練習に新囲碁AI 個人で開発、日本棋院導入(毎日新聞)

山口祐君は東大の後輩で、ponanzaの山本一成君と同学年。
彼が囲碁ソフトを作っているというのは誰かに聞いて知ってたんですが、そんなことになってたとは。

自分は入れ違いになったこの世代は、主将を務めた高橋淳君を筆頭に特に強い人が多く、当時の学生王座戦でも何度も優勝してました。
いまこうやって記事で名前を目にするのはなんだか感慨深いものがありますね。

記事で目を引いたのは「棋士やファンが使いやすいソフトの開発が進めば」という一言で、将棋はひたすら強さ(しかも人間の目にはよくわからないレベルでの)を競う方向に進化しすぎてしまったので、ちょっと置き去りになってしまった印象があります。
将棋ソフトをうまく使いこなすのはいまだに難しく、もうすこしやさしい作りになってくれないかな、というのはもうだいぶ前からの願いなので(たとえばバックギャモンソフトのように)、今後は将棋も囲碁も、良い方向に進んでくれたらなと思っています。

囲碁のことは分からないのですが幽玄の間にソフトがいるというのは、将棋でいえば24、ギャモンでいえばGGにソフトがいるような感覚なんですかね。
プロ棋士が普通に対戦しているというのは自分の感性では(連盟的にも棋士個人としても)考えにくく、お隣の世界ではありますがやっぱり違う世界なんだなあと改めて思いました。

 

詰将棋解答選手権、藤井君が4連覇ですか。
この4年は藤井二段、藤井三段、藤井四段、藤井六段が優勝だそうで、次はどうなるんですかね。
上位に入っている人たちは、自分から見ればみんな本当にすごいわけですが、そんな中でも圧倒的に勝つというのはやっぱり何かが違うのでしょうね。いやはや。

そういえば藤井六段はこないだ新設された瀬戸市民栄誉賞を受賞されてましたが、この類の表彰も、もしかしたら最年少でしょうか。
次の目標は当面の連勝記録になりそうですが、さて、誰がどうやって止めますかね。

 

昨日は公式戦の対局がない日で、モバイル中継は好局振り返りの日だったんですがその将棋が先日の順位戦で、自分が千葉さんに七段昇段を献上した対局でした。
いろいろと興味深く読みました。
特に最後の一文には心打たれるものがありました。

棋士というのはスポーツの世界と違って選手寿命が長く、人生のいろいろな重荷を背負いながら頑張っていくのが醍醐味だと思うので、大変ですけどちょっとでも上に行けるように頑張っていきたいと思います。

そう、それですよね。

頑張っていかなくては。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です