今年度最後の日は、これから将棋の街・天童へ行ってきます。
実に5か月ぶりに、連盟からお仕事の依頼をいただきました。
なんというか、自分も棋士として認められてたんだ、というような気持ちです。
今年度はそれでなくても実にのんびりした生活を送ったわけですが、特にこの数か月は本当に何の連絡もなく、片上は解説はヘタで使い物にならないと思われているのかな、とか指導対局は下手に厳しいばかりでダメだと思われているのかな、などとひっそり悩んでいました。
というかいまもまだ悩んでいます。
もちろん自分ではそんなに捨てたもんでもないと思ってますが、周りにどう見られているかはまた別なので。
このブログでも書いている通り、将棋界の外の方からはこの1年間、いろいろな形でお声がけいただいて、ありがたい限りでした。
それが変な話、将棋連盟の中でだけは棋士としてみなされていないような感じになってしまい、なんとも言えない立ち位置の日々が続いています。
将棋界にはちょっとしたバブルが訪れている状況だけに、自分にだけは全く声がかからないというのは何とも言えないものがあって、気がつくとこの冬はすっかり千駄ヶ谷からも足が遠のいてしまいました。
まあでも、はっきり言ってそんなことで悩んでも意味ないんですよね。
それは頭ではよく分かっているにも関わらず、人間というのは一人でボーっとしていると、無意味に悩んでしまうものなのだということも身を持って知ることができました。
普通に見ると明らかにネガティブでしかない出来事でも、視点を変えるとそれはそれで人生経験というか、学びになるものかもしれません。
来年度は常に何がしか、自分の頭に前向きなタスクを抱えた状態にすることを、日々の目標にしたいと思います。
人間関係とかでも悩むことはよくありますが、悩んで反省点や改善点が見つかることなら悩むべきでも、結局分からないことならあまり深刻に悩んでも良くないですよね。
仕事に関しても、さすがにこのところのような状況は今後は起きないと思いたいですが、どうなるかはもちろん分からないので、どうなっても良いような生活を送るように心がけたいとは思っています。
天童は数年ぶり数回目。
棋士の多くがそうであるように、僕もいままで何度となくお世話になってきました。
皆様と笑顔で、楽しく交流してきたいと思います。
こういうことを書くと、連盟側としては余計に依頼しにくくなるのではないかと思ってしまうのですが。。
そのようなおつもりは無いのだとは思いますが、客観的に拝見すると、嫌味っぽく感じます。
片上さん はじめてコメントさせていただきます。おっしゃっている気分になることは自分もありますし、十分に理解できます。でも片上さんの解説はヘタではないですよ。小生は先日の棋王戦第1局(宇都宮)での大盤解説会に参加しましたが、有利不利を曖昧にされずご自身の考えをはっきりされたわかりやすい解説だと感じました。また解説が聞く人に受ける受けないは各人各様ですから、気にされても仕方がないことのように僭越ながら思います。(ちなみに自分は阿久津八段の解説がわかりやすくて好きになりました。昨日の棋王戦最終局での将棋会館での大盤解説会で。)
天童市いいですね。新年度の対局も頑張ってください。陰ながら応援しています。
どうもありがとうございます^^