久々にすごい逆転術を見ました。
(いつも良くなってそのまま勝ってるだけとも言う)
やっぱり藤井将棋には華がありますね。
師匠の杉本七段がそう言われるのも分かります。
終盤に差し掛かった局面で▲8九飛と合わせた手には誰もが驚いたと思います。
「〇には〇」(よく聞くのは角)という格言の紹介で、この先何度も使われることになりそうな一手です。
ただ、あの時点では大石君が勝ちそうだなと思って見ていました。
流れが変わったのがここでしょう。
▲7八桂!という手を見て、景色が変わるとはこのことかと思いました。
このあたり、杉本師匠の形勢判断が適確でさすがと思いながら観戦していました。
最後も見事な即詰みでした。
本局はカロリーナが初めてAbemaTVで聞き手をさせていただいていたので、練習将棋から帰ってきたあと、終局後の振り返り解説をじっくり観ました。
きちんとこなせていて、とてもホッとしました。
解説の北島さんは個人的にもとてもお世話になった先輩で、ここでまたお世話になるとは縁を感じます。
見た目通りの優しい人柄で、聞いていて分かりやすかったですし初めてのカロリーナも助かったことと思います。
彼女もこの調子で、これからも頑張ってほしいと思います。
おりそもその視聴中に電話があり、朝日新聞の取材でした。
明日の夕刊に、彼女の記事が出るとのこと。
大学院卒業前、卒論を書いていた頃に受けた取材が元で、その後もスポンサード契約などいろいろあったのでそれらもふまえて、記事にしていただけるものと思います。
ぜひご覧ください。
最後に、HEROZ社すごいですね。
理事時代、林社長はじめ関係者の方々にはずいぶんとお世話になりましたし、将棋界との関係はもちろんいまも続いています。
個人的には将棋ウォーズや将棋倶楽部24で免状が取得できる仕組みを整えたことは大きな仕事で、おかげさまで免状というものの認知はかなり高まりましたし実際に申請される方も増えました。
(参考:当時のリリース)
これからも発展を心から願っています。
では今日はこのあたりで。
藤井6段の高い勝率を支えているのは、悪くなった時玉砕的な攻撃にでることなく簡単には敗けない、楽には勝たせないモードに切り替えることができる点にあると思います。つまり悪くなった時の受けが非常に強い。
そうですね。良い時も強いですが、悪くなってもしぶといです。
カロリーナさんはAbemaTV初出演だそうですが、日本語は上手いし、反応は良いし上上々出来だったと思います。彼女が山梨学院大大学院を卒業する話になったとき、片上先生との繋がりを語っていました。さすが名師匠だなと感じ入った次第です。
ご無沙汰しています。それは何よりでした^^
ご覧いただきありがとうございました。