ネット上で大きな反響があった叡王戦第1局の観戦記、4/20から毎日同じ時間に掲載され、昨日で完結しました。
第3期叡王戦
1局を7譜に分けるという手法はいわば新聞観戦記の要領ですが、逆にwebでは新鮮な感じです。
各回にストーリーを持たせて次への楽しみを持たせつつ1譜が終わるスタイルは、さすが作家の文章だなと思いました。
分量のほうはwebならではで、ボリューム満点でしたし各回でもすこしずつ違って、webの長所をうまく活かしていますよね。
見どころはいろいろですが特に対局室の室温が下がった感じがした、のくだりが好きです。
実際に指しているとそれどころではないので、盤側からはそういうふうに感じられるんだなあと思いました。
そして叡王戦は今日が前夜祭で明日が第2局。
そこまで含めての構成なんでしょうね。さすがです。
舞台は福岡・宗像大社。
新女流棋士誕生のニュース。
水町みゆさんが5月から女流棋士2級に(連盟HP)
福岡市の水町さん5月デビュー(西日本新聞)
偶然にも福岡の話題が重なりました。
これまで女流3級からのスタートだったのが、今年度から規定が新しくなり、彼女はその新規定適用第1号ということになりました。
九州研修会出身者としては武富さんに次ぐ女流棋士誕生で、地元の方々も喜んでおられることでしょう。
彼女とは一度、九州研修会発足のときに指したことがあります。
これからも頑張って活躍してほしいと願っています。
今日は午後から喜多方へ。
これまた偶然ですが、水町さんの師匠でもある島先生ともご一緒なので、御祝いをお伝えしたいと思います。