千葉さんとは2月の順位戦で負かされたばかりだったので、続けて負けるわけにはいかないとかなり気合が入りました。
作戦に悩んだ末に、角交換振り飛車を採用。
中盤が一直線の流れになってしまい、すこし苦しいながらもけっこう大変な気もしていたのですが、そこからうまく指されてしまいました。
図は金と桂2枚の交換、ただしこちらは飛車が遊んでいる。玉形の評価はなんとも言えないところ。
という状況で、まず控えの▲8六桂が好タイミング。
これに△8四金打とかでは戦力不足になってしまうので△7三金と受けたのですが、そこで▲7五歩が角筋を通しながらの攻めで好感触。
こちらは△6五歩で、▲7四歩に△6四金のスペースを用意しつつの反撃。
対して▲5八歩!の請求書が「一歩千金」の妙手で、これで負けがはっきりしました。
(※太字が実戦の指し手)
▲5八歩を△同銀不成から清算してしまうと、▲7四歩~▲7三銀の打ち込みが厳しいし、かといって他に適当な手もありません。
実戦は△6六馬と玉砕したものの、以下は順当にやられました。
この将棋は作戦的なことを除けば自分の中でミスや不本意な手はなかったので、あまり悔いはないのですがそうは言っても負けが込んでいるので、なんとかしなくてはと思いました。
2月・3月でNHK予選の白星を(結局決勝で負けたので)無価値と考えるとノーチャンスと逆転負けを繰り返しての5連敗で、惨憺たる年度末になってしまいました。