昨夜の竹俣紅さんのお知らせにはびっくりしました。
ひとことで言えば、いろんな生き方があるものですね。となりますが、さすがにいろいろと複雑な気持ちも湧いてきます。
個人的にテレビをよく見るようになった時期と、彼女が芸能界で活躍するようになった時期がたまたま重なっていて、おまけに彼女は僕が見る番組によく出演しているので活躍はよく目にしていて、頭の良い人だなあといつも思っていました。
二十歳そこそこで、重い決断をする気持ちは、正直なところ自分にはよく分かりません。
対局をしない立場になることを将棋界的には「引退」と表現し(自主的なものと年齢・成績によるものとがある)、「退会」とは区別しています。
加藤先生や桐谷先生はよくテレビで「元棋士」と呼ばれていることがありますが、将棋界的にはいまも「棋士」で、たとえばプロとして解説や指導対局をなさることもあります。
いっぽう、彼女の場合は名実ともに「元女流棋士」という肩書になります。
(使うかどうかは分かりませんが)
ちなみに「卒業」という言葉はありません。強いて挙げるなら奨励会を抜けるときには、使うことがあります。
将棋界の歴史では棋士の退会はほとんど例がない一方で、女流棋士の退会はけっこう例がたくさんあります。
それは女流棋士の現状に問題があるから、と一概には言えません。
ただ個人的には、女流棋士のことは女流棋士たち自身で決めるべきで、そうなっていない現状は変えていくべきという考えを以前からずっと持っていて、若い頃にはそうした発信も積極的に行っていたことを思い出しました。
もうすこしいろいろ書きたいことはあるのですがうまく書けそうにないので、ひとまずこのあたりで。
今週末はこちらのイベントに参加させていただくことになりました。
クリスマスフェスタ2018
申し込みが予定よりものすごく多かったそうで、指導対局をすこし増やすことになったみたいです。
なんだかハズレクジみたいで申し訳ないですが、プレゼント大盤振る舞いしますので(?)お許しを。
東京は急に寒くなってびっくりしました。
いよいよ冬本番ですね。皆さまご自愛ください。