初段

昨日に続いて、本の話題。
以前(「近刊の紹介とか」)も取り上げた本なのですが、いまこんな企画をやっているみたいです。

将棋「次の一手」大募集~あなたの対局をプロ棋士が診断~
とても良いアイデアですね。
募集は28日までとのことなので、あと数日です。

最近の将棋界における大きな変化として、女性ファンが増えたことが挙げられると思いますが、もうひとつ感じるのは、大人の初心者が増えたことですね。
これは将棋がブームになったことに加えて、ずっと昔に比べて男の子なら誰でもルールを知っているという環境ではなくなった世代が、大人になって将棋を始めているからではないかと想像しています。

「初段」はけっこうハードルが高い、しかしコツコツやれば必ず到達できる目標でもあると思うので、こうした書籍がたくさん刊行されて読まれるようになったら良いなと思います。

なお、「初段を目指す」といえばこちらの本も。


これも以前紹介しました。
棋士はなかなかこういう目線の本を手掛けるのは難しいので、とても貴重です。

昨日は八王子将棋クラブが営業最終日ということで大きく報じられていました。
これほど惜しまれつつの引退はなかなか珍しいでしょう。
一昨日は羽生先生がサプライズで訪れたそうで、やっぱりスーパースターというのは行動に華があるなあと思いました。
注目の肩書は、どうなるのでしょうね。

そういえば、いまは「初段」を取るにも場所が将棋道場とは限らない時代かなと思います。
普及の形も時代とともに変わっていきますし、それはそれで自然なことでしょう。
では将棋道場に代わるような「場」をどう作っていくか、は大切な課題ですね。

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