王将戦第3局、傍目からは競っているように見えましたが、結果としては居飛車快勝で渡辺棋王の3連勝。
トップ棋士同士でも星の偏りはよくあることですが、配球や内容面から、最近の苦しい振り飛車事情を感じました。
もっとも渡辺棋王は最近ほとんど負けていないので、戦型はあまり関係ないということもあるかもしれません。
第4局は沖縄で開催とのこと、おそらく王将戦は初めてで、タイトル戦もかなり久々だったように思います。
公式戦だとタイトル戦になる前の叡王戦三番勝負以来でしょうか。
カロリーナがいわゆる恩返し。
と師匠の自分が言うものかは分かりませんが、盤を挟むのはお互いにさぞ感慨深いものがあったことでしょう。
最近勝ち星に恵まれていないだけでなく、内容も良くないので心配していましたが、昨日は中継を観ていてまずまずの将棋だったように思いました。
調子にムラがあるのは人間であれば仕方ないことですが、将棋に気持ちが入っていることが大事です。
こういう将棋、経験をきっかけにして、飛躍してもらいたいと思います。
昨年の賞金ランキングが公開されていました。
羽生善治九段が2年ぶり1位 2018年獲得賞金・対局料ベスト10
最近は棋士になる大変さがクローズアップされているだけに、トップももちろんのこと、中央値ももうすこし上がるといいなあ、というのが正直な感想です。
ところで九段の1位はかなりレアケースでしょうか。パッと前例が思い出せませんでした。
という話を昨日、マイナビに仕事に行った打ち上げの席で話していました。
この仕事のことはまた明日に。
だめ!ブログの見出しの名前を渡辺棋王の真似しちゃ絶対ダメ!