詰将棋(1)

昨年からずっと書いていた本が無事発売になったおかげで、このところ将棋の本に目を通す時間が多く取れるようになってきました。
今日・明日は最近出た詰将棋本について。

果先生には何度か詰将棋講座を開いていただいたりと以前からお世話になっており、「果たし状」刊行のパーティーにもお招きいただきました。
今回の作品集は、全問右上4×4の配置なので、これまでの本に比べると必然的に易しい問題が多く、トレーニング向けと言えそうです。

ざーーっと一気に解き終えて思い浮かぶのは、「知恵の輪」という言葉ですね。
狭いところで少ない駒をうまくやりくりする感じが面白いです。
手数が短いものでも盲点になる手がしばしばあったり、逆に手数が長いほうがかえって筋に入りやすかったりするのも特徴の一つかもしれません。

鑑賞ポイントとしては、「詰将棋カラオケ」に出題された問題がいくつかあるので、それに気づいてニヤリ、というのがややマニア向けの楽しみ方です。
またプロレベルで見ると、そこまで難しいものは入っていないので、一定以上の強豪の方はタイムトライアルも良いかもしれません。

全問4×4、という作品集は過去にないそうで、これはちょっと意外でした。やはり、それだけ大変な制約ということなのですね。
作る人でないとなかなか分からない感覚です。

これだけ作れたら、さぞ楽しいのだろうなあ。
と思うと、たまに作ってみたくなります。なかなかできないんですけどね。

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