王手の千日手

昨日も触れた名人戦第3局は、投了局面がいわゆる「王手の千日手」で後手玉がギリギリ詰みを逃れており、先手玉は必至。という結末でした。
これは珍しいと言えば珍しいことですが、そこまででもないかなという感じでもあり、たとえば第1局の「1日目の千日手」のほうがずっと珍しいので、特に気にも留めませんでした。

ところが昨日(つまり名人戦の翌日)、王将戦の北浜ー藤井戦で再び同じケースが出現したのにはびっくり。
2日続けてとなるとかなり珍しいことですし、しかも「8手1組」で2種類の合駒が出てくるという複雑な手順でした。
将棋プレミアムの生放送でご覧になっていた方はさぞハラハラされたことでしょう。
図面はあえて貼らないでおきますので、まだの方はモバイル中継で見てみてください。

後から振り返ってみると、あの周辺の局面ではおそらく藤井七段の側にいくつかの勝ち筋があったと思います。
その中で本譜の手順が実際に現れて、しかも最後は合駒で打った飛車が詰みに働くという組み立てには、やはり類稀なるスター性と詰将棋能力を感じました。

以前同じ王将戦で師弟戦が行われたときには、「千日手」という単語がたくさん報道されてお茶の間にまで届いた、という出来事がありましたが今回はそこまではいかないでしょうか。
(ちょっと伝えるのが難しそうですしね)
今後「持将棋」とか「打ち歩詰め」とかが、藤井七段の対局を通じて大きく話題になる日も来るのでしょうか。

令和に代わって今日でようやく10日ですが、初日には300手を超える大激闘があったりと、すでにいろんなことがあって、月並みですが、将棋はすごいですね。

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