新名人

既報の通り、名人戦は4-0のストレートで決着しました。
この結果はちょっと予想できませんでしたが、本局は特に、またシリーズを通しても挑戦者がとにかく強かったという印象です。
この第4局は、佐藤名人のほうにもミスは少なかったように見えました。
名人戦ですから当然のこととはいえ、本当に超ハイレベルな一局だったのではないかと思います。

思えば昨年の春は超過密スケジュールの中で名人挑戦をあと一歩のところで逃し、さらに王将戦七番勝負も敗退。
という状況から3つ立て続けにタイトルを獲ったわけですから本当にすごい活躍です。
将棋の内容が伴っていればおのずと結果はついてくる、というのはやはり本当のことで、しかしそれを信じて努力を続けられるというのはすごいことだと改めて思いました。

あくまで個人的な実感ですがこの1~2年で、棋士の棋力はかなり目に見えにくいところで、かつこれまでにない形で伸びている気がしています。
その中でこうしてトップに立つというのがどれぐらい大変なことなのか、ちょっと想像がつかないものがあります。
いまのトップのレベルは、そろそろ人間の限界に近づいてきている気もしていて、さらに伸びがありうるのかどうかというのは興味深いところです。

次のタイトル戦は豊島三冠と渡辺二冠の頂上決戦なので、そのあたりにも注目しながら見ていきたいと思っています。

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