棋聖戦 名局と感想戦

昨日は棋聖戦第4局。
夕方からはリアルタイムでじっくり観戦していました。
終盤の面白い将棋で、特に最終盤の△7九金(102手目)は多くの解説や棋譜コメント等でも触れられている通り、非常に気づきづらい妙手でした。

実はちょうどそのとき、たまたまニコ生の「評価値放送」なるものを見ていました。
正直言ってこれまであまり興味はなくて、初めて見たのですがこれはこれで面白いですね。
なるほど新しい将棋の楽しみ方だなと思いました。

そのときソフトの読み筋は△7九金に対して▲7七玉や▲8八金で銀を見捨てる手を示していて、評価値は大差。
自分には最初△7九金に▲5八銀打(本譜の▲7八銀打と意味は同じ)で寄せが分からなかったのですが、その後の手順を見て納得。金銀の両替に重要な意味があったのですね。

少ない残り時間の中で、この寄せを正確に読み切った渡辺さんはさすがでした。

あとそのすこし前、△3九馬に▲4九歩と埋めた手や、直後の△9八竜▲9九歩△同竜で一手と一歩を交換した手は、いずれもかなり珍しい手筋で印象に残りました。
見るからにそうだったと思いますし、その上で、見た目以上に本当にレベルの高い終盤戦だったと思います。

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その後の感想戦も放送とTSで見せていただきました。
このお二人の感想戦は見ていて特に面白いと感じます。
本局もタイトルを獲った、失ったという感じはそこまでなく、普段通り盤上の検討に没頭しているように見えました。
普通の方が内容を理解するのは難しいかもしれませんが、息遣いや、勝負の余韻、将棋の奥深さといったものは感じられるのではないかと思います。
これが家で見られるとは、本当に楽しいですしありがたい限りです。

この5番勝負は第1局が超のつく名局、大熱戦で、豊島棋聖の後手番ブレイクでスタートしましたがそこから渡辺挑戦者が3連勝でタイトル奪取。
全体としても拮抗していて、見ごたえたっぷりの素晴らしいシリーズでした。

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