しばらく中継の話題を書いていませんでした。
月曜日の王座戦第1局は、千日手指し直しの末に永瀬叡王の勝ち。
開幕局・先手番での中盤の千日手に、残り時間のリードを活かして競り勝った指し直し、いずれも実に「らしい」内容だったように思います。
両者の戦型選択も興味深いところで、いろんなことを考えたんだろうなと、こちらもいろんなことを想像しながら観戦しました。
火曜日のC1、この日は自分の対局がほぼ最後で、昨日の夕方と今朝も合わせてようやく目を通しました。
平藤ー高崎戦、大駒を次々に切っての寄せが見事でした。
他にも島ー及川戦や森下ー石井戦など、終盤の一気の寄せが参考になる将棋が多い一日でした。
C1は4局終わって4-0が5人、0-4が7人で、これほど星が割れたのは過去にないぐらい珍しいことのような気がします。
1-2vs0-3の5局で全局前者が勝ったようで、珍しい波にたまたま自分も乗れた一日だったのかもしれませんね。
同日、叡王戦では藤井システムが炸裂していたようで。
深夜のタイムラインはその話題で持ち切りで、さすがにすごいものだと思いました。
いま書いている本にも藤井システムのことは当然書いています。書き足さないといけないかもしれません。
昨日はA級が大熱戦、という言葉では足りないぐらいの超大熱戦でした。
これぞA級の将棋でした。
今日は竜王戦の挑戦者が決まる日です。見逃せません。