順位戦

昨日は書いた通り、ずっと名人戦棋譜速報で先週の将棋を見ていたら一日が終わりました。

水曜日はB2、この日は千日手もあり、遅い終局の多い一日。
飯島ー中村戦が前期の両者の将棋と同じで目を引きました。
棋士らしいなと思うのと、こういう意地の張り方が、僕にはできません。
自分は棋士っぽくないなあと思わされる瞬間です。
しかしこの将棋、やっぱり駒得が大きい気がするんですけど、どうなんでしょうか。今後も再挑戦があるのかどうか。

他では鈴木ー中川戦がいかにも、という感じの個性の出た一局でした。
最後はトン死のような感じでしょうか。ああいう流れになったとき、現在のルールだと純粋な1分将棋になっている(以前のルールだと数分残っていることが多い)ので、事故が起きやすくなります。
ある程度形勢に差がついていても、目に見える決め手が出なければ大変、ということが将棋の終盤ではよくありますね。

木曜日はB1とC2、谷川九段の1325勝歴代3位が大きく報じられた日です。
その将棋は、谷川先生が現代的な細い攻めをつないで、たぶん結果としては快勝。
ただ以前の感覚だと切れ筋にも見えそうなところで、持ち味の光速流というよりは現代的な感覚に適応した指し方のように見えて、そこがすごいなと思いました。
感覚の修正を続けながら、持ち味も残していくのは本当に難しいことだと思います。

C2は大橋ー阿部戦の全勝対決がまさに才気煥発な内容で見ごたえがありました。この将棋がモバイル中継対象局でなかったのは意外でしたね。
振り飛車の将棋では池永ー杉本戦と黒沢ー梶浦戦が面白かったです。
後者はおそらく劇的なトン死で、投了2手前を△5六飛なら逃げ切っていましたか。秒読みのドラマです。

今日は王座戦第2局、戦型は角換わり腰掛け銀に進んでいます。
その他王将リーグの開幕局など4棋戦6局。
リアルタイムでの観戦も再開していきます。

2件のコメント

  1. 片上先生こんにちは。
    いつも興味深く読ませてもらっています。

    質問があります。
    将来、AIデータ研究会社と棋士が業務提携するような事はあり得ますか?
    棋士の戦法選択や局面誘導、対戦相手の分析や局面研究などフルサポートしてタイトル奪取を狙うというようなプロジェクトです。
    AIの隆盛からそろそろこのようなスタイルが出てくるのでは?と思っています。
    お時間あるときにお話頂けると嬉しいです。

    1. あるかもしれませんが、想像はつかないです。
      チェスのトッププロだとコーチやセコンドに近いような人がつくという話は聞いたことがあるので、それに近い感じになるのかもしれませんね。

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