昨日の王座戦第2局は、永瀬叡王が競り勝って二冠に王手。
秒読みの終盤で安定感のある指し回しが見事でした。
棋譜コメントでは斎藤王座ペースの時間が長かったようにも見えましたが、個人的な印象としては、そうでもないような気がしていました。
敵陣付近で戦っているうちに自陣が堅くなっていく技術は見ていて参考になります。
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旅行中のニュースで、一番驚いたのは将棋界ではなくお隣の囲碁界、竜星戦が生放送で行われて、17歳の女性棋士が決勝進出とのこと。
囲碁・将棋界を超えて一般メディアで大きく報じられており、たまたまモスクワの空港で搭乗直前に知りました。
藤井聡太君のような超スーパールーキーが、しかも女性、と考えるとインパクトはすさまじいものがあります。
ちなみに上野愛咲美さんはドワンゴのN高校在学中でもあるとのこと。
以前、電王戦や叡王戦でお世話になった方々も高校の発足に尽力されていたので、この快挙には喜んでおられるのではないかと思います。
これからも囲碁・将棋に限らずいろんな世界で活躍する人が出てくると良いですね。
振りビシャッ投! 戸辺七段が棋士史上初の始球式で袴姿の快速球(スポーツ報知)
連続写真がカッコいいです。棋士で始球式ができる人は、そうはいないでしょうね。
有名人が投げる姿はたまに見ますが届かない人も多いので、110kmストライクとはすごいです。
棋譜利用に関するお願い
こちらなかなか難しいところですが、無断での商用利用は困りますというのは、言うまでもないことではあります。
過去にこうしたお知らせが出た例は自分の知る限りではなかったので、多くのメディア等で将棋界を取り上げていただく機会が増えている半面、必要になってきたのかなと想像しています。
個人的なお願いとしては、無断で解説や転載といった行為が困るというのはもとより、ファンの方々にもきちんとオフィシャルな媒体にアクセスしてください、という一点に尽きます。
それと、しばらく前のことですが椅子対局に関してこんなお知らせが出ていました。
なんとなく身構えてしまうので個人名のニュースタイトルはどうかなと思いましたが、先天的な事由により特例で椅子対局を導入するということのようです。
こうした配慮が実現したことは、良かったと思いますしぜひ必要なことだったと思います。
あとこの件はより一般化して、今後椅子対局を積極的に導入していくのか、それとも導入しないのか、あるいはそもそも議論しないのか、といったところも大事だと思うので、今後どういう判断をするのか、注目しています。