将棋世界

早いもので今年ももう12月号ですか。
季節が巡るのが年々早く感じるようになっている気がしますが、雑誌はさらに早いのでもう年末なんですね。
いろいろな連載が最終回を迎えているので、来月の新年号からはまた新しい感じになりそうです。

八王子の連載、羽生九段の

ひとつの対局が始まるということは未知なるものに出会っていく行為です。

という一文は印象に残りました。
当たり前と言えば当たり前のことを言っているとも言えますが、このスタンスが好奇心の源なのだろうなあと。

木村新王位の特集では

豊島さんは考えたい局面がある人だし、いい手を指せば考えてくれるだろうということは勝負を重ねる中で分かっていました。

という一言は味わい深いと思いました。

実際に今期のタイトル戦、多くの対局で豊島名人は中盤で何度も何度も長考を重ねています。
自分が最善を尽くせば相手がそれに応えてくれる、とお互いが信頼していることで名局・名勝負が生まれる、という側面はたしかにあるように思います。

あとタイトルの「木村の二十一秒」はたぶん「江夏の21球」とかけているのでしょうね。気づきました。

今日はこれから出かけるので朝早く手短な更新でした。

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