編入試験

注目の「棋士編入試験」が今日から始まります。
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今回の折田さんは三段リーグ経験者である点に加え、1・2局目が地元の関西、3・4局目が東京で組まれている点が偶然にも今泉さんのときと共通です。
三段リーグでは最高成績が指し分けだったそうで、それがプロ公式戦で10勝2敗という好成績を挙げたということは、プレッシャーなく伸び伸び指せることがいかに大切かが分かります。

ただ、同じプロアマ戦とはいえさすがに編入試験となると、そうはいかないと思います。
プロの世界は制度上、盤上の実力が何より大事なことに加えて、ここ一番に強い、という点も求められる世界です。
それも含めて実力と評価される、というほうが正しいかもしれません。
どんな内容、どういう結果になるか注目しています。

昨日は20局ほど指してきました。
ちょっとした詰手筋がたくさん出てきた一日で、やはり将棋は「寄せ」「詰み」が大事だなあと再確認しました。
時間のあるときにまたそういったことも紹介したいと思います。

来月はいまのところ予定がないので、今年の出張はおそらくこれで最後になりそうです。
お世話になった方々にはどうもありがとうございました。

土日に倉敷で行われた藤花戦は伊藤さんが一番返したものの、最終局は里見さんが勝ってまたも防衛。なかなか壁は厚いですね。

女流棋界はここ数年、
タイトル獲得/タイトル挑戦/リーグ残留/リーグ入り/
で4枚ぐらいの壁があって、かつその間の人の行き来がかなり少ないような状態になっていると思います。

ただ実際には同じエリアにいる人の中でも壁を越えそうな人とそうでない人がいます。
将棋に限らず何でもそうだと思うのですが、あと一歩、という状態にいるときが一番大変なものなので、そういう中で努力を続けている人はいつか報われるはずですし、そうであってほしいなと思います。

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