王将戦

王将戦第3局、既報の通りの大熱戦でした。
昨日のブログで
>いま打たれた△8二角は形勢容易ならずと見ての勝負手という見立てで

と書いたら、両対局者の感想を待つまでもなく直後の進行で、それが誤りだったことに気づかされて、何というか、相変わらず見る目がないなと反省。
△6四同飛なんて手があるんですね。なかなかのレアケースと思います。

その数手後にはどう見ても先手玉が倒れそうな感じになっていましたが、しかし王者はそこからがしぶとかった。
まさか50手以上続くとは思いませんでしたし、一度左に動いた玉が右辺を泳ぎ出すことになるとは驚きました。

本局は古くからある相掛かり模様の将棋に近い陣形でしたが、終盤の攻防は玉形の広さや懐の深さを競い合う感じになって、現代的な難解さが存分に出た名局だったと思いました。
駒組みとしてはお互い中住まいだったのが、終局時の玉位置は先手が3六、後手は1二。そして盤上には成駒が6枚。投了図だけ見ても熱戦の跡がうかがえます。

そういえば今月の将棋世界には

この将棋は後手番だからまだ割り切れますけど、次の先手番でどう勝てばいいのかさっぱりビジョンが見えてこないんですよね

という広瀬八段の超率直なコメントが掲載されていましたが、その第2局は勝って後手番の第3局も大熱戦、ということで次局以降も非常に楽しみです。

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