昨日の朝日杯、既報の通り千田七段の優勝でした。
決勝の終局間際のところはちょうど出先での待ち合わせの時で、後手玉にいきなり必至がかかってびっくりしました。
△2六銀合に代えて△2四玉と逃げられたら、どちらかといえば攻めが細いのかなと思って観ていました。
千田君は一門の弟弟子に当たり、コンピュータで有名ですがそれ以外にもさまざまな点で独特の感性を持つ棋士の一人です。
これまで棋戦決勝やタイトル獲得の一番など大きなところで負けていたので、喜びも一入でしょう。
藤井七段・永瀬二冠を連破しての優勝は本当にお見事で、師匠もとても喜んでおられました。
第13回朝日杯将棋オープン戦で千田翔太七段が永瀬拓矢二冠に勝って優勝しました。おめでとう!
— 森 信雄 (@morinobu52) February 11, 2020
昨日締切のエッセイで今は弟子の成績がよくないけども、必ず挽回してくれると期待していると書いた‥弟子の活躍は何よりもうれしい活力源になる!昨日は私の誕生日でもあった‥うれしいプレゼントだ!
最近は兄弟子たちが軒並み苦戦している中、今年の祝賀会も盛り上がりそうです。
一方の女流名人戦、妹弟子の谷口さんは残念な結果でした。やはり壁は厚いと言わざるを得ません。
女流棋界は近年トップのほうがさらに実力が伸びている状況で、タイトル挑戦や獲得のハードルはたとえば里見さんが女流名人になった10年前に比べると、格段に高くなっている気がします。
それがやがては全体のレベルアップにつながっていくことが大切かなと思います。
「連覇しての優勝」
連覇→連破、でしょうか。
訂正します。