一番長い日

昨日はA級順位戦最終日、通称「将棋界の一番長い日」。
今年も静岡での開催でしたが、昨今の社会情勢によりイベント等は大幅に縮小して行われたようです。
関係者の方々は対応にさぞ苦労されたと思いますし、そういった状況の中でも来て下さる参加者の方々はありがたい限りですね。

対局自体は通常通り行われ、今年もいろいろとドラマがありました。

降級がらみの3局は全員が勝って、順位下位の木村王位が降級。


終わってから再度星取りを見ると、4-5で6人が並んでいます。
あくまで結果論ですが最終戦の木村ー広瀬戦は順位が1枚も変動しない勝負で、ラス前の木村ー羽生戦が残留を決める大一番だったということになります。
また5-4で2位になったのはおそらくA級順位戦史上初めてのことではないでしょうか。

渡辺三冠は早々に勝って全勝を達成。
順位戦の2期連続全勝は史上初とのことで、ましてそれがA級とB1とは驚かされます。

最後に残ったのは羽生ー佐藤戦で、ここは佐藤会長が延々と苦しい将棋を粘り続け、最後の最後に逆転。すごい豪腕でした。
どうやら詰まないか、というところまで観て、力尽きて寝てしまったのですが、感想戦コメントによるとなんとそこから詰みがあったそうで、今朝見てびっくりしました。
超乱戦の出だしで始まった将棋が、あんな典型的な対抗形の大熱戦になるというのもびっくりでした。

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昨夜は観戦中、学校を一斉に休みにする(という方針)とのニュース。
社会に不安や混乱が広がっていますが、自分自身にできることは何もなく、淡々と日々を過ごすのみです。

ただ、どうしても世の中がこういう空気だと、気分が落ち込んでしまいがちです。気分が落ち込むと、たぶん体にも影響してきます。
そうならないよう、なるべく引きこもりつつも、毎日散歩には出かけることにしています。
あとはなるべく面白いもの、楽しいと思えるものを目にして過ごすように心がけています。将棋観戦はその最たるものの一つです。

まずは心の健康を第一に、その上で体にも十分に気をつけて、この危機を乗り切りたいと思います。

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