エリート

昨日のB2順位戦最終日は、キャンセル待ちだった近藤六段が勝ち、競争相手の横山七段が敗れたため逆転でB1昇級、七段昇段。
順位戦参加から4期、23歳でのB1到達は過去に数えるほどしかないスピード記録です。
藤井七段に先んじて昇級を重ねているという点も大きく、周囲も一目置くエリート出世になりました。

この世代だと他にもいち早くプロ入りした増田六段や、颯爽とタイトル戦に登場した本田五段など注目すべき若手が多いですが、そういう中で誰よりも早くここまで来た実績はやはり大きいと思います。
同世代の中で抜けた存在になるということがこの世界ではまず大事で、それに続く者がどれだけいるかで世代の厚みが変わってきます。

自分の世代にとっては厳しく残念な一日でした。
奨励会入会年度で見ると同期の出世頭は松尾八段で、横山七段がこの年でそれに続けば本当にすごいことと思いましたが。
ただエリート人生とは無縁でも、苦労を重ねつつも四段になれた数は多く、しぶとい世代でもあります。
これからも頑張りましょう。

今日はB1最終日、今期の順位戦はこれでフィナーレを迎えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です