3/18 瀬川六段戦

王将戦の1回戦でした。

図は対局翌日にも触れた、「筋違いに打った角がトン死しそうになった」場面。

アンタいったいどこから来たの、という感じの角冠。玉頭薄い。
ここまでの流れとしては
▲5六角と打って7四と3四の歩をパクパク(ありがち)
→8四飛の横利きで狙われる(ここまでは想定内)
→△5五歩~△3三桂!で退路を断たれる(見落とし)
→たまたま端の位を取ってたので▲1六角と逃げる(ふぅ)
→当然△1四歩と逆襲される(あちゃー)
→命からがら自陣に逃げ帰る(やれやれ)

というわけで、序盤の大きな主張点であった玉側の位を手順に取り返され、向こうだけ角を手持ちにしたままで、良いところがありません。
もし▲1六歩~▲1五歩の2手を指していなかったなら、いまごろ後手の持ち歩がこちらの1七にある計算ですからね、まったくもってひどい話ですよ。

・・・と思ったのですが、うちのソフトはこの局面を互角と判断します。意味分からん。
思うに、コンピュータもだいぶ強くなってるはずとはいえ、まだまだ形勢判断が甘いところがあるようです。

実戦はここから100手以上戦いが続き、当然ながらその過程ではいろんなことがありましたが、極端に不利な局面はそれほど多くはなかったようです。意外なことでした。
終盤はフラフラになりながらも、残していたという流れで、これはまあ予想通り。
それでもこの手が疑問だった、と結論づけた手がソフトの第一感だったりして、この将棋は判断が一致しない場面が多かったです。
形勢判断、大局観の難しさを改めて感じました。

今年度最後の対局だったので、白星で締めくくれたことは良かったです。

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