戦型は先手中飛車vs超速からの穴熊。
序盤はがっぷり四つ、中盤はやや主導権を取られるもなんとかいい勝負。
相手の踏み込みで一気に激しくなった直後にミスが出てしまい、敗戦となりました。
77手目は▲6八角の予定で進めており、対して△3九銀の王手が入るものの形勢難解、という読みでしたが代えて△2九銀の寄せがあるのをうっかりしていました。
その手があるなら直前の▲4六同金では▲5三飛成が有力で、それならむしろ分のある終盤戦だったようです。
勝負所の中終盤で読みを入れて決断したはずの順に穴があり、軽視して切り捨てた中に正解手があるといったことが続いていて、それが結果につながっているようです。
ひとつ一つはやむを得ない敗戦でもこれだけ続くのは過去に経験がなく、何かを変える必要は明らかですが、一方で大きく変わることも難しいと感じています。
ノーチャンスでの敗戦が続いているわけではなく、もっと中終盤を必死に読んで、見た目の形勢にとらわれずに最善手を探す努力が大切です。
腐らずまた次頑張ります。
昇級争いは大きなドラマがありました。
僕も帰ってきてから、観戦していました。同じ舞台に立てなかったことは、無念の一言です。
終わってみれば6-4と今期も平凡な成績だったわけですが、惜しいところも多少はあったわけで、来期はより上位に食い込めるよう、一局一局を大切に指したいと思います。