明日対局、訃報

明日は順位戦で西尾七段との対戦です。
名人戦棋譜速報

昨日は1年ぶりに連盟からお仕事の依頼があって、日帰りで天童に行っていました。
小学生名人戦の会場での指導対局で、久々にかなりのペースで指しました。6面指しを2周ぐらい×2セットで、たぶん二十数局指したと思います。

天童での大会・指導対局では必ず木の駒が使われていて、子供たちの作法や、片付けもしっかりしているのはさすが将棋の街、といったところです。
たくさんのご参加どうもありがとうございました。

//////////////////////////////////////////////////////////////////////

その数日前、「良い悪代官」こと花輪さんの、突然の訃報がありました。
仕事の打ち合わせで、電話した矢先のことだったので、本当に驚きました。

深い関わりを持った棋士は数知れず、僕自身もずいぶん良くしていただいて、宴席も何度となくご一緒しました。
中でも人間将棋にお招きいただいたときのことは、懐かしい、最高の思い出のひとつです。
今年の夏に、青森で行われた東北六県大会でご一緒したのが最後の夜になりました。

将棋も何局か指していて、直近はおそらく4年前の宮城山形対抗戦(@遠刈田)だと思います。
棋譜が残っていたので、追悼に代えて、図面をご紹介します。


銀冠穴熊のほうから端を攻めて来られて、図で▲9三香成!△7一玉▲5四桂!が鋭い寄せでした。
将棋界の応援者・地元の子供たちの指導者であることに加えて、ご自身で指されるのも大好きで、強い将棋でした。
そして、終わったあとはいつも熱心に検討しておられました。

あと、実はバックギャモンもやったことがありました。たしか仕事ではなく、プライベートで訪れたときだったような記憶があります。
将棋指導者の方とギャモンで対戦したのは、花輪さんが唯一のような気がします。

素敵な思い出は尽きず、本当に残念ですが、最後にお別れにうかがうことができたことにも、ご縁を感じます。
謹んで哀悼の意を表します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です