遅くなりましたが、火曜日の順位戦は、熱戦の末に勝つことができました。
図は夕休すぎ、持駒の角を2四に打った局面。
これが会心の一手で、形勢はやや有利のつもりでしたが、実際は難しかったです。
ここから実戦は▲1六歩△1四歩▲1五歩△同歩▲6九玉。
この状況で端歩の突き合いが入るというのはレアケースで、指している本人にとっても、印象深いやり取りでした。
もちろん深い意味がありますが、難しいのでここでは割愛。
この後は自信のない場面もあったものの、大きなミスなく指せて、幸いしました。
今期は降級点の心配な内容と星勘定が続いていたところ、年末年始に良い将棋を指すことができて、なんとか危機を脱せたのは良かったです。
残り2戦は勝ち越しを目指して頑張ります。
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ちょうどブログを更新しようと思っていたところに、リリースが出ました。
佐藤天彦九段の不服申立書に対する裁定
前にも書いた通りで、このような運用がなされることは残念であり、納得できませんが、今後はこのようなルールであることを理解して、対局に臨まねばなりません。
他の棋士のことは分かりませんが、自分にとっては、現行の臨時対局規定が制定された時点では想像していなかった状況です。
将棋という伝統文化に対するとらえ方のような、根源的な部分で、自分自身の考えに齟齬が生じていると感じるので、適応する必要があると感じました。
今後、過失によってマスクが外れている相手に対して、「マスク外れてますよ」と、言葉や身振り手振りで注意して、「おっと失礼」で済ませることは、許されるのでしょうか?
私は許されるほうが平和だと思ういっぽうで、それをもって永瀬王座をなじるのも本意ではないのですが、許される場合も、許されない場合も、仮にどちらかを連盟が宣言したとすれば、どちらにせよモヤモヤしてしまいそうです。
注意⇒指摘、と読み替えます。
①対局者自身が対戦相手に指摘することは、普通に考えて、許されるのではないかと思います。
(それについては、特に言及されていないように読めます)
②ただしそのような指摘をすることなく、反則勝ちを主張することが妥当である、という判断が示されたように見えます。
③必然的に、対局者が対戦相手にマスクの不着用を指摘する、というケースは想定する必要がなくなるのではないかと思います。
④それでももし(反則勝ちの主張ではなく)指摘が行われた場合に、指摘された側がどうするかは、ケースバイケースということになると思います。
(これについても言及がないですし、決めることも難しいと思います)
なお、私は②については、妥当とは思いません。