告知とか

来月はこちらのイベントに出演します。
5年に一度の記念祭! 女流棋士発足45周年記念パーティー 申込み受付中
お知らせ自体はもうだいぶ前に(ちょうど2か月だったみたいです)出ていて、近くなったらお知らせしようと思っていました。
最近いろいろと新しいイベントも多いですが、こちら表題にもある通り5年に一度の祭典ですので、ぜひお越しください。

参加女流棋士(予定)としてズラリと書かれていますがそもそもほとんど全員参加なのではないかと思います。人数も増えて、壇上はさぞ壮観でしょうね。
ちなみに、僕自身も最近すっかりレアキャラなので、直接会える貴重な機会です。まあ、それはどうでもいいか(笑)

チラシによれば僕は弟子と一緒にクイズにチャレンジするらしいですが、何をどう勉強して行ったものか。どんな感じになるんだろう?
なお、早押し機は結局買ってません。

 

女流棋士つながりでもうひとつ記事をご紹介。
奨励会を退会したきっかけは?―加藤桃子女流三段が語る、今の気持ち【女流棋士とデザート】

奨励会を退会することで、かえってプロとしての自覚がより必要に迫られるというのは、なかなかできない経験かもしれません。
ローソンプレゼンツのインタビュー記事ももう何人目でしょうか?だいぶ恒例化してきましたが中でも印象深い内容でした。

では今日はこのへんで。

逆転人生

しばらく前にご紹介した今泉さんのNHKの番組、録画して放映の数日後に観ました。
かなり熱心に取材していただいたおかげで、良い仕上がりになっていたと思います。
今泉さんとの三段リーグでの一戦は、僕が棋譜を残していたのを提供しました。
投了の盤面も忠実に再現してくださったようです。

奨励会の棋譜は、残っていないという棋士も多いと思いますが、自分の場合はほぼすべて残しています。たしか入門したときに師匠にそう言われたのだったと思います。
そういえば都成五段も「師弟」のインタビューで、谷川先生に棋譜を送っていたというエピソードを話していました。
6級のときはその日に指した3局すべてを家に帰ってから書くのは大変だったような記憶がありますし、間違っている可能性もあるんですが三段リーグとかは全部正しく残っているはずです。
使う機会があることがあるとは思っていませんでしたが、役に立つかどうかとかは関係なく、棋譜はいまでも宝物です。

退会後のことは今泉さんの著書でも語られているエピソードが大半だったと思いますが、改めて考えてもすごい話としか言いようがないですね。
棋士になれたということは一つの結果ですがそれ以上に大切なのは、前向きに生きるということなのかなと思います。月並みですが。

実はあれ以来、今泉さんとは盤を挟んだことはありません。あれからもう20年になるのですね。
それまでは数え切れないぐらい教わり、本当にお世話になった先輩です。
いつか公式戦で対戦する機会があれば良いなと思います。

とても良い番組でしたがただひとつ、あの盤駒だけはちょっと残念なところで、最近これだけメディアに取り上げられる機会も増えていますから、将棋連盟は各局に新しい盤駒をそろえていただけるよう働きかけていったほうが良いかもしれませんね。
そういえばフジ新社長に、現在将棋連盟の外部理事も務めてくださっている遠藤さん。とのこと。
遠藤さんは将棋ファンで相当な腕前です。
将棋界にとってさらに追い風になると良いですね。

新名人

既報の通り、名人戦は4-0のストレートで決着しました。
この結果はちょっと予想できませんでしたが、本局は特に、またシリーズを通しても挑戦者がとにかく強かったという印象です。
この第4局は、佐藤名人のほうにもミスは少なかったように見えました。
名人戦ですから当然のこととはいえ、本当に超ハイレベルな一局だったのではないかと思います。

思えば昨年の春は超過密スケジュールの中で名人挑戦をあと一歩のところで逃し、さらに王将戦七番勝負も敗退。
という状況から3つ立て続けにタイトルを獲ったわけですから本当にすごい活躍です。
将棋の内容が伴っていればおのずと結果はついてくる、というのはやはり本当のことで、しかしそれを信じて努力を続けられるというのはすごいことだと改めて思いました。

あくまで個人的な実感ですがこの1~2年で、棋士の棋力はかなり目に見えにくいところで、かつこれまでにない形で伸びている気がしています。
その中でこうしてトップに立つというのがどれぐらい大変なことなのか、ちょっと想像がつかないものがあります。
いまのトップのレベルは、そろそろ人間の限界に近づいてきている気もしていて、さらに伸びがありうるのかどうかというのは興味深いところです。

次のタイトル戦は豊島三冠と渡辺二冠の頂上決戦なので、そのあたりにも注目しながら見ていきたいと思っています。

対局結果、名人戦

昨日から名人戦第4局が行われています。舞台は名人の地元、福岡県。
本局では恒例の全国一斉大盤解説会もあります。
第3局が終わってもお知らせが出ていなかったので、今年はないのかな?と不思議に思っていたのですが、10連休の影響だったんですかね。
第77期名人戦第4局全国一斉大盤解説会のご案内

今日の午後もしくは夕方から終局までというところや、土日に合わせてイベントを開催するところなど、地域によって分かれるようです。
ぜひ、足をお運びください。

3-0と星が偏った状況で迎えたため、本局でタイトルが移動する可能性があり、これは一斉解説会ではおそらく初めてのケースではなかったかと思います。
昨日の封じ手時点での印象としては、形勢は難しそうなもののそこまでの流れが挑戦者の構想通りに推移している感があり、新名人誕生の可能性は高いと思いました。
そこから十数手進んで現在85手目、これなら名人もやれそうかなと、すこし評価を戻して見ています。
これだけ指し手が進んでいるにも関わらずまだこの局面ということで、本局も持ち時間をいっぱい使っての、比較的長手数の熱戦になりそうな気がします。

昨日の自分の対局ですが午前の山本四段戦は勝ち、午後からもう1局で金井六段に負け、でした。
午前はまずい仕掛けをして不利を招いたはずが、そこから相手のミスに乗じて勝ち。
午後は逆に良い態勢を得たもののこちらにミスが重なり、混戦の末に最後に大ポカが出て負け。
どちらも良い内容とは言えず残念ですが、比較的集中して指せたのは良かったです。元の実力がたいしたことがないのは、やむを得ません。

また1局目は相手が新四段ということもあって観戦記をつけていただきました。
掲載はこれから始まる五番勝負の終了後なのでかなり先になると思います。

昨日は2局とも1分将棋になり、自分なりに一生懸命やって、自分は棋士だと久々に再認識することができました。
次の対局も自分なりのベストを尽くせるよう頑張ります。

対局

今日はヒューリック杯棋聖戦の対局です。
新人の山本四段と指すのは練習将棋も含めて初めてなので、楽しみにしています。
戦型はたぶん相手の三間飛車になると予想しています。

春になると対局が少なくなるのは例年のことではありますが、今年は特に深刻で、3月の初めに順位戦を終えてから、1か月半ほど対局がなく、そこで負け、今日は再び1か月ぶりの対局になります。
ただこの後、久々にNHK本戦の対局も控えていて(日程は書かないでおきます)、そちらに向けても準備しているのでそれなりに気合は乗っているつもりです。

実戦不足がどうか、なんですが練習将棋は多少指しているのと、最近はなるべく正座の練習をするように心がけているので、それが良い結果につながってくれればと思っています。
心を込めて、良い将棋を指せるよう頑張ります。