普及の話題

このところtwitterで将棋普及の話題を多く目にするので私もすこしだけ。

「普及」という言葉の定義や、どうなれば成功なのかという理想像を意識すべきなのではという視点が以前からあり、普及担当理事として務めた2年間においては定量評価を持ち込むことに重点的に取り組みました。
一例を挙げると今期のテーブルマーク子ども大会の参加者数は前期に比べてかなり増えており、コロナ禍以降では最多でした。
少子化の流れは止まっていない中での結果なので、近年の施策が実を結んだ面もある一方で、ピーク時(2015~18年頃)と比較するとまだかなり少ないので道半ばとも言えます。

子供大会の数字を一番に挙げる理由として、レジャー白書の将棋人口定義には15歳以下が計上されていない&リアルしかカウントされていないという弱点がある、というのは各所でも指摘されている通りです。(一方でこれも重要指標であることも事実)
西尾さんがいくつかの指標について言及されていましたが


他にも重要な指標はいろいろとあり、この次に来ている分析は私自身もおおむね同感でした。


日本社会全体の流れと同じで、将棋も都市圏への集中が顕著で地方で指す(習う)場所が少なくなっているという悩みを抱えており、この課題を解決するための取り組みの一つがオンラインスクールの開設でした。
棋力としては当初は中級者層を念頭に置いていた(※そのあたりで壁にぶつかって休止するorやめてしまうという課題が浮かび上がっていた)ところ、直近では初心者層の開拓への取り組みも始まりました。
【オンラインスクール】初心者向け講座開設のお知らせとモニター生徒募集のご案内

そもそも将棋普及が話題になること自体が将棋界にとってポジティブだと思うのですが、情報のサイクルは年々早くなるばかりで、一過性で消費されやすくなっているように思います。
いっぽうで何かを実現しようと思えば、それこそ将棋と同じで時間をかけてじっくりと取り組まなければいけないことばかりなので、中にいる身としてはその点をよく意識しておく必要があるのかなと。
細く長くでも普及の話題が常に続いていることが、目指すべき姿かなと思っています。

叡王戦負け、同窓会など

しばらく日が空きましたが、(ギリギリ)先週の対局は、後手番で相掛かり。
中盤は互角に戦えている感触だったのですが、43手目▲8五桂(▲9四歩と取り込めるのにあえて桂をぶつける)と47手目▲9七金(7七を空けたのにあえて端に行く)の組み立てが絶妙で、終わってみると完敗でした。
右辺(後手から見ると左辺)の形が苦しいので、勝ちづらい展開だったのかもしれません。
しばらく白星から遠ざかってしまっており、来月は踏ん張りどころという感じです。

その後、先週末は初めて同窓会で広島に帰りました。
卒業からちょうど四半世紀で、修道300周年の節目でもあるので、良いタイミングでした。
当時学年を担当して下さった先生方も5人参加され、当時の年齢を我々が追い越していることを改めて確認し、感慨深い気持ちになりました。
最後はみんなで校歌を大合唱。修道の校歌覚えてる率はかなり高い印象だけどどうなんだろう?(データなし)
次の機会には建て替わった校舎も見に行きたいです。

今週は東京で大事な仕事がたくさんあり、連盟にいる時間の特に長い一週間でした。
火曜日は会長が替わってからは初めてとなる式典。
第51回「将棋の日」 表彰・感謝の式典の模様
遠方からの来ていただいた方も多く、将棋界がお世話になっている方々にたくさんご挨拶できたので良かったです。

今週末は恒例の宇都宮です。

近況

対局がなく、仕事が忙しかったこともあり長らく放置してしまいました。

実は10月後半のある日、ギックリ腰になりました。
たまたますぐに整体に行けて、数日で快方に向かったのは不幸中の幸いでしたが、自分には関係ないとずっと思い込んでいたので、本当にびっくりしました。
その後は日々の業務に追われているうちにあっという間に過ぎ去り、気がついたら秋も終わっていたりとか。

月初の連休は、北海道に出かけていました。
駒夢交流会→北海道研修会→将棋まつりin北海道で、以前から交流のある久津さんと3日続けてお仕事、お世話になりました。
たらふく栄養をつけて帰ってきました。将棋漬けの日々でした。

帰京したあと今週は、倉敷藤花戦の開幕立会、王位就位式や飯塚一門の祝賀会など。
その間に会食が3回あって、旅行とかを除くと、これだけ家で食事しなかった週はさすがに珍しいかも。

この土日は久々に家でゆっくりします。
そうこうするうちに、なんだかあっという間に今年も暮れていきそうですね。

順位戦負け

例によって忙しく、遅くなってしまいましたが先週の関西新会館での初対局は残念ながら負けでした。
お互いに時間をほぼ使い切る熱戦になり、自分の力は出せたと思いますが最後はねじ伏せられたような感じになりました。
やはりトップで戦っていた棋士は底力が違います。

終盤は本当に難しくて、△4三歩(94手目)とその次の▲5三歩がどちらも疑問手で、次の△4二金右が敗着と聞いても(立会だった長沼先生に教えてもらいました)、すぐには意味が分からずチンプンカンプンでした。
△4二金右に代えて△4四歩▲5二歩成△同銀▲6二歩成△6四飛の変化が見た目以上に難しかったということのようで、本譜がきれいに寄せられると短時間で読み切ることができればこの順を掘り下げられたかもしれません。

中盤もいろいろありましたが、特に62手目△4五銀は手応えがあったところ、直後▲2四歩~▲3三歩成でうまくバランスを取られてしまい、あのあたりでリードを奪えなかったのが大きかった気がします。
新会館での対局はやはり気持ちよく、集中して指すことはできたと思うので今後もそうでありたいと思います。

来月は順位戦が抜け番で、おそらく叡王戦のみになりそうです。
例年11月頃は忙しくなりがちなので、しばらくは仕事に集中できると前向きに考えたいと思います。