勝ち

昨日の対局は、序盤から苦しくしてしまいましたが、中盤でうまく粘ることができて逆転勝ち。
△6四桂から反撃に転じたあたりでは(82手目)、難しくなった気がしました。

どのあたりで好転したのか指しているときは分かりませんでしたが、直前の▲3二飛が△1五角の呼び水になったので、▲5四歩△同金▲5二飛の手順が良かった、という結論になりました。
読みにない手をたくさん指摘されて、面白い感想戦でした。
また改めて、検証しておきたいと思います。

順位戦は連敗スタートでどうなることかと思いましたが、巻き返して1つ勝ち越しに。
3-2もしくは2-3での折り返しはこれで7年連続です。
後半戦は例によって文字通り「順位戦」になりますが、一つでも多く勝てるように頑張ります。
上を目指すためにも、ひとつでも順位を上げて、来期はスタートダッシュを心掛けたいものです。

また年度成績も、これでようやく一つ勝ち越しになりました。
この調子で、次の対局も頑張ります。

 

一昨日の叡王戦四段戦は、3局ともそれぞれに見ごたえのある好局で、結果藤井四段が勝ち抜け。
終盤の強さが光りました。
この四段予選は「棋戦優勝」にはカウントされませんが、他の段位や棋戦とは違って、「四段の中で一番」を決める趣が強いので、超大型新人としての格を示す一つの実績ということになると思います。
いっときに比べると報道は落ち着いている印象ですが、この調子で勝ち続ければ、また社会的な注目を集める日も近いかもしれません。

そういえば昨日のC1では、AbemaTVで宮田ー佐々木戦が生放送されていました。
順位戦の中盤の単なる1局にも関わらず、と考えるとかなり異例のことと思いますが、昇級争いの大一番ということに加えて、佐々木六段にフォーカスしていこうということなのだと思います。
次代を担う若手棋士にこういう形で光が当たるのは本当に良いことだと思うので、藤井四段以外にもたくさんの棋士に、注目が集まってほしいですね。

 

今日は王座戦第4局。
舞台は横浜、戦型は角換わり。
いま観に行ってみたところ、とんでもなく激しいことになってますね。
(44手目△4五銀まで)
これでバランスが取れているのかどうか?
あるいは中村六段の研究が決まっているのかどうか。

その他の中継ではA級が1局、王将リーグが2局など、トップ棋士多数の豪華な一日です。

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