12/1 高野四段戦

戦型はゴキゲン中飛車で、▲6五角と打つ将棋でした。
今年のはじめ、王将戦七番勝負などで久々に、しかも続けて現れた形、と書くと思い出される方もいるかもしれません。

その将棋は角打ちに対してどちらも△5三飛(▲5七飛)と引いたのですが、本局ではそれ以前からある△5一飛と角を成らせる手を採用。
もちろん一局指しただけで結論が得られるわけではないのですが、どうなるか分からないからこそ実戦で指してみたいと思っていた形のひとつです。
いまは古い定跡が急に再流行したり、いろんな鉱脈がある時代なので、自分も公式戦の対局を通じて、すこしでも定跡の進歩に貢献できたらと思っています。

ただ勝負を決めるのはやっぱり終盤で、この将棋は中盤を割合うまく指せたおかげで、面白い終盤を戦うことができました。
これからもそういう将棋を指したいものです。

図は▲7二歩!の手筋に対してやむなく△6二銀とかわした場面。
代えて△同銀は▲6二金、△同玉は▲5三桂成で勝てません。
こんな利かしが終盤で入っては、ダメとしたものですがこの局面が案外難しかったのは幸運でした。

実戦はここから▲6三金△4九飛▲6八金と進行。
なかなか迫力のある手順ではないでしょうか。

まず▲6三金に△同銀なら▲7一銀で詰み。
しかしそのタイミングで△4九飛が狙っていた返し技で、▲5八銀の受けには△6三銀▲4九銀△6四銀と駒を取って勝ち。つまり受けに駒は使えません。
また普通に金取りを受ける(たとえば▲7八銀とか)のでは△4七飛成が厳しい。
▲5八玉には△1九飛成が飛車取りかつ詰めろです。

勝ちなのかと思っていたら次の▲6八金にはびっくり。
ここで△7九飛成は詰めろにならないので、攻め方が難しいのですね。
しかしちょっとお目にかかれない受け方です。

このあとは△4七飛成▲5七金打(上がるほうが良かった)△同角成▲同銀△6六歩▲7八玉△4九竜▲6二金△1九竜と進行。
金を合駒に使わせて、延命を図る手順です。
そこで▲2九銀と受ければまだ難しかったようですが、1分将棋で相手がこれを逃して辛勝。

感想戦は終盤を中心にけっこう長くやりましたが、はっきりした結論は出ず。
将棋の終盤が難しいということだけは分かりました。いつものことですが。

ミスや読み抜けもありましたが、競り合いの終盤になり、幸運にも勝つことができて良かったです。
明日の対局は、今日紹介した王座戦の次局になります。
再び良い将棋が指せますように。

 

 

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