2/21(3) 佐々木慎六段戦

NHK杯予選決勝は15時からで、今度は2回戦とのインターバルがやや短く、前の対局が長くなると休む暇もそんなにない感じになります。
相手も決まっていないので、作戦も出たとこ勝負になりやすい印象なんですが、不思議といままでそれなりの将棋が指せてきました。
本局もそんなに悪い内容ではなかったので、そう思うと本当に残念です。

またしても先手番を引き当て、佐々木六段得意の角交換振り飛車に。
こちらは強引に穴熊に囲う作戦。振り返って気づきましたが3局とも穴熊ですね。
それほど多用していないつもりなんですが、無意識のうちに頼ってしまっていたのかもしれません。

図は中盤過ぎ、▲5五歩と合わせて△同歩に▲3五歩と補充した場面。
手の流れが良く、ここでは指せていると思っていました。

しかしここで△4二金!と外堀を埋めたのが生粋の振り飛車党らしい、鍛えの入った一着で難しくなりました。
「金底の歩」が有効であれば、歩の上の金も堅い。当然の理屈です。
感想戦ではこの局面のしばらく前にはっきり良くなるチャンスがあったことを指摘され、それに比べるとここでは難しくなっていたと納得しました。

この局面は竜と金・成桂の二枚替えでほぼ互角、囲いは振り飛車が堅く攻撃力は居飛車がまさっている。
総合的に見ていい勝負に近い局面でしょう。
このあともう一度大きなチャンスが来るのですがそれを見逃してしまい、悔しい敗戦でした。

予選を抜けた佐々木六段は、その後本戦で若手の増田五段を破っていました。
(棋譜はこちら
将棋を観ましたがこれも本局と同じで振り飛車らしい、粘り強い指し回しでした。
ご覧になった方は本局を見ると、4二飛・4一歩・5三金・5二馬という並びを思い出されたのではないかと思います。

コンピュータソフトの影響などもあって居飛車全盛の昨今ですが、こういう粘り強い振り飛車の指し回しを参考にして、自分に取り入れていきたいと思いました。

それにしても、久々の決勝進出で、勝つチャンスも大いにあっただけに、本戦に出られなくて本当に残念です。
1回戦から順に161手、157手、136手で、大変な一日でした。

 

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