2/21(2) 長岡五段戦

NHK杯予選は1回戦を勝つとお昼休みを挟んで2回戦は13時からです。
だいたい1局1時間くらい、感想戦を入れても1時間半以内には終わることがほとんどなので、すこし時間が空きます。
軽く食事を済ませたあとは、ボーっとしているか、休んでいるか、あるいは一応作戦を考えているかといった感じですかね。

再び先手番で初手▲5六歩。
今度は相手が一直線に穴熊に囲ってきて、あまり指し慣れない相穴熊になりました。

中盤はすこし苦しかったですがうまく体を入れ替えることができて、勝ちになったのではと思ったのがこの場面。
(▲2六香と打ったところ)

普通は▲3八金(寄るか打つかは難しい)ですが先手を取って強く受ける手がまさるとの判断です。
これを△2六同香には▲2四桂!という習いある歩頭桂の寄せがあり、△同歩▲2三金で寄り形。
・・・と思いきや、後日反省していて分かったのですがそこで△2一角と受けるのが見た目以上にしぶとい手のようで。

この局面までは読み筋で、▲3三金ぐらいで勝ちだろうと思っていたのですがそれは△2二香で攻めにくい。
昨日「駒を取りながらの詰めろ」云々と書いたばかりですがこれは例外。

正解はここで▲3二金打!△同銀▲5二竜!という順なのですがこれは実戦では指せた自信がない、というか指せなかった自信があります。
最後まできちんと読まないと危ないな、ということを改めて思わされた終盤でした。

実戦は▲2六香に△1七銀成から猛攻、こっちの順ももちろん警戒していたので、30秒でどちらの変化を重点的に読むべきか難しいところではありました。
もちろん図の時点で、この順も余せると見ていて、実際なんとか逃げ切りに成功。

過去NHK杯予選では2回戦で負けることが特に多かったので、ひとつ壁を破れた気がしました。

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