負け

良い将棋を指せていたのですが、惜しいところで勝ちを逃してしまいました。
これだけ形勢の良い時間が長くて最後はひっくり返されてしまうのだから、やっぱりトップ棋士の終盤力はすごいものがあります。

最後の最後、△4八銀の王手に▲同飛と取っていれば詰まず、勝ちだったようです。
ただその△4八銀や直後の△5四歩、その前の△5一銀など、スゴ技を次々に出されて、逃げ切るには時間が足りませんでした。
感想戦コメントも来ているので、詳しくはそちらもご覧ください。

今期の棋王戦は振り駒で全て先手を引く(7連勝だから1/128です)というなかなかない幸運にも恵まれ、内容的にも自分としては非常に良い将棋が続いていたので、期するものはありました。
たしかタイトルの挑戦権を争う本戦・決勝トーナメントで2勝を挙げたのは、新四段の年の竜王戦以来。
ベスト8まで勝ち残ったのも、その数年後の竜王戦で羽生先生と対戦したとき以来で、やはり2度目だったと思います。

過去の自分を越えられなくて非常に残念ですが、この年になっても、一生懸命やっていればまたそういうチャンスは来るのだということが分かりました。
良い内容の将棋を続けていることが大切と思うので、これからも一局一局頑張ります。

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終わって観戦記者・中継記者の方と軽く食事して帰りました。
王座戦第4局は大熱戦で、連盟を出るときが90手目△2二玉の場面。モバイル中継をひと目見て、中継室の片上七段は▲3五桂を予想。
みろく庵に着いたらやはり中村王座がそう指していて、なんだ俺もやれるじゃんと思うとなんだかちょっとだけ、敗戦の痛みが和らぎました。

それから店を出るすこし前まで延々と終盤戦が続き、さすがにすごいものだなと思いました。
今期王座戦は全局名局賞、との声もあるようで、たしかに。
最終局は本当に大きな一番になりました。

この夏以降棋聖戦・王位戦・王座戦とこれで3棋戦連続のフルセットは、これもまた戦国時代の象徴なのでしょう。
番勝負のファイナルというのは、これから先も長く戦いは続くにしても、棋士人生を左右しかねないぐらいの大きな一番ではあると思います。
それが違うカードでこれだけ続くというのは、当人にしてみれば大変だと思いますが、やっぱり将棋界には風が吹いているのだなと感じさせられますね。

4件のコメント

  1. 惜しかったです!!
    まだまだ、老け込むには早いですよっ!
    今後も、よい将棋、熱い将棋を魅せてください!
    応援してます!

  2. 片山先生は棋力が上がっているのではないですか
    今後も、対局楽しみにしています

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