トン死

昨日の倉敷藤花戦、まさかの大トン死。
妹弟子が実にうまく指していただけに、これはなんとももったいない・・・。
棋譜コメントに「里見さんを倒すのは大変だ」というセリフが紹介されてましたが、まさに。

終盤の▲6七桂(跳ね)という手が、たぶん読みになくて逆転につながったのだと推測します。
思いもかけないところから桂馬が跳んでくると、秒読みで事件が起きるんですよね。

それと王将リーグの広瀬ー中村戦も大熱戦の末に、なかなかに劇的なトン死の結末でした。
一見Zに近いように見える後手玉が、まさかいきなり詰んでしまうとは。
どちらも詰みと言われれば、そんなに難しくない詰みですがやっている当人は自玉も多少気にしつつも、まず寄せを考えているのでこういうことが起きてしまうのです。
この詰みも「△5五桂」と打ったことで生じた詰み、ということでやはり影の主役は桂馬でした。

先日、立て続けに二歩が起きて、今月に入ってからは見なくなってホッとしているところ(?)ですが、代わって(??)最近ちょっとトン死が流行っているような。怖いですね。
幸か不幸か自分はしばらく対局がないので、流行の恩恵も被害も受けていないですが、とにかく気をつけないといけません。

学び続けた東大卒女流棋士が受験生に送る、渡辺弥生流「受験定跡」
すこし前の記事になりますが僕も別項(ウェブにはたぶん出てなさそう)で取材を受けたので、ご紹介しておきます。
文系受験の極意は数学、というのはまったくもって同意です。
特に東大文系は数学の配点が厚いので、難関私大に比べると明らかに将棋との相性は良いでしょう。

彼女は晩学の方にとっては希望の星のはずで、二十歳を過ぎてから始めても、女流棋士になれるほどに強くなれるということを示したのは大きな意義のあることと思います。
将棋は上達することが比較的難しい競技である一方で、かけた時間や努力は裏切らないというのが長く続けてきた実感でもあります。
最近は大人の初心者も増えていると思うので、まずは(アマチュア)初段を目標に、コツコツチャレンジしてもらえたらなと思いますね。

では今日はこのあたりで。

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