朝日杯ほか

昨日、今日は朝日杯本戦の名古屋対局。
このイベントは恒例になり、今後定着していきそうな感じですね。
ブームが形になった、一つのモデルケースとなるでしょうか。

昨日は行方八段の振り飛車破りがお見事でした。
久保王将も1局目、模様の悪そうなところから見事なさばきで、次もそうなりそうな気配も感じたのですが。
さすがにトップの将棋は早指しでも正確なのだと改めて感心しました。

今日は前回覇者の藤井七段が登場。
連覇の可能性は3~4割、と杉本師匠が主催紙のインタビューに答えた記事を読みました。
優勝まではまだ4連勝が必要な状況ですから、期待や声援を加味してもすごい信頼です。

この土日はいつになく対局が多く、今日は箱根で女流名人戦が開幕。
他に東京では叡王戦本戦が1局あります。こちらは夕方から夜にかけて佳境なので、観戦三昧の1日にできそうですね。
昨日も竜王戦のプロアマ戦が2局指されており、いつもこういうふうにはなかなかいかないにせよ、土日にもこうやって対局がつくのが当たり前になってくれれば良いなと思います。

日付戻って、自分の対局日でもあった金曜日は、大阪で谷川ー都成戦という師弟戦がありました。
これが素晴らしい内容で谷川師匠の完勝、まさに貫禄勝ちでした。
谷川先生の2年連続予選突破(=王位リーグ入り)は、格が違う感じで、凄すぎますね。
負けた都成君にとっても、強い師匠と盤を挟めて、感慨深いものがあったのではないかと思います。

そういえば今月の将棋世界では、昨年の名著「師弟」のスピンオフ企画とでも言うべき大型の特集記事がありました。
将棋界独特の「師弟」という制度にも近年注目が集まっているようで、ありがたいことと思いますね。

さて、今日の朝日杯始まりましたのでこのあたりで。

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