ライバル

昨日の叡王戦挑決第2局は菅井七段が勝ち、決着は最終第3局へ。
中盤のワカレで菅井七段がリードし、永瀬七段が粘りに粘るという、第1局とはまったく逆の展開で、延々と死闘が続きました。
これでこそライバル対決、と思いました。すごい将棋でした。

第1局のときにはこう書いたものですが
> 形勢には大差がついているはずなのに、全然終わる気配がなく、しかし全然逆転する気配もない。こういうことはめったにありません。
番勝負
本局は大きなミスが出れば、逆転しそうな感じもありました。

しかしコンピュータの評価値だけで見ると、たぶん本局のほうが差が離れている場面が多かったのではないかと想像しています。
数字では測れないものが、頂点を争う人間の戦いには、あるような気がします。

一昨日の女流名人戦第4局は、里見さんが勝って防衛、10連覇とのこと。
ここ一年ぐらいのタイトル戦を見ていると、やはり里見さんは頭一つ以上抜けている感じなのかなという気がします。
女流棋界全体のレベルは徐々に上がっていると感じる一方で、一強時代が長く続いてしまうとそこに停滞が生じる可能性もあるので、ライバルの登場が求められる。というのが見ていて思うことですね。
来年度はどうなっていくでしょうか。

モバイル中継は今日も4棋戦6局、多彩な顔ぶれの中にタイトルホルダー同士の一戦があるなど豪華な一日です。

4件のコメント

  1. daichan様
    古典『孫子』を読んでいますと、「将棋対局」と関連付けてしまいます。daichanさんなら孫子や呉子をご存知と拝察、「孫子と将棋」のエッセイがあればご紹介ください。

    1. 具体的な文章は存じませんが、多少の関連はあると思います。
      それほど詳しいわけではないですが、孫氏と言えばかつて、守屋淳先生の勉強会に参加していたことがありました。

      1. ご返事ありがとうございます。
        {守屋淳の孫子勉強会参加談}などエッセーにお書きください、ぜひお読みしたいです。
        守屋洋著の『孫子』等見たことはあり「古典」です。現代ではOR(operations research)・「ゲームの理論」(この場合二人ゲームに限定)を研究する棋士は居られるのでしょうか?興味と関心があります。
         次に今年1月3日朝日新聞記事「藤井聡太七段に憲法学者・木村草太さんが聞く」中で、木村”心に残っている、あるいは好きな好きな棋士の言葉ってありますか。”に対し、藤井”「感想戦は敗者のためにある」です。”と答えています。この言葉は誰の言葉か、ご存知でしたら、お教え下さいませんか?

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