星の偏り

昨日の名人戦第3局は、最終盤に大きなドラマがあったようですね。
「戦いは最後の5分間にある」の名言が思い出されます。

2日間にわたってお互い9時間の持ち時間をフルに使い合っての最後の1分将棋、どんな気持ちになるのか自分にはわかりません。
第1局はやや不完全燃焼気味なところもあり、第2局は大熱戦になりそうなところで急に形勢が傾いてしまっただけに、この第3局が終盤の接戦になったことは、良かったと思いました。

ただ結果としては挑戦者の3連勝、これは奇しくも叡王戦と全く同じ展開です。
タイトル戦でこうやって星が偏る理由もまた、自分にはわかりませんがちょっとしたことで流れが変わることも多いので、できればストレート決着はしてほしくないなと観戦者としては思いますね。

注目される舞台で常に最高のパフォーマンスをすることがいかに大変なことか、その点は自分にも想像に難くないですが、昨日のような大熱戦がこの後も一つでも多く観られることを願っています。

また昨日は女流王位戦の第2局も熱戦で面白い将棋でした。
こちらは1-1のタイになり、5番勝負としては面白くなったと思います。
久々に家でじっくり観戦して、大満足の一日でした。

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