7/2 森下九段戦

開幕から中2週間の日程で2回戦でした。

後手番でゴキゲン中飛車を採用、最近では珍しくなった▲7八金型から角交換に進み、特有の長い序盤戦になりました。
この手の戦型は何度も観たり、並べたりしているのですが、いざ自分で指してみると駒組みの一手一手が難しかったです。
戦いが始まったのは夕方5時頃のことで、これは自分にとってはかなりのスローペースと言えます。
ちなみに、たしかちょうどその頃に隣の対局が終わりました。(研究の精度

自分の将棋は、夜戦に入ってからも難しい局面が続き、ずっと勝負所だった感じでした。
(総譜は名人戦棋譜速報で)

▲銀銀桂△角金の交換になり、一段落。いよいよ終盤戦へ、という場面

寄せ合いに入ろうかという場面ですがここで△5六角!は良いところに手がいきました。
前から狙っていた、というわけではないのですがこういう展開になれば指しやすくなるイメージは持っていました。

この局面は次に▲8七銀、▲6八銀など自陣に手を入れる手を指されると、徐々に居飛車ペースになっていきます。
振り飛車側としては△9五歩が切り札なのですがいますぐ行くのはまだ守備駒が多く、攻め駒が足りない感じです。
つまり「先手を取りつつ」守備駒をはがしていくような手が求められており、飛車取りで囲いにも当たりをつける△5六角が良い手になるのです。

実戦はこの後ずいぶん粘られましたが、最後までリードを保って勝ち切ることができました。
対局中はミスもあって長引かせてしまったかと思ったものの、振り返ってみるとまずまずの精度で指せていたようです。

これぐらいの内容の将棋が続けられるようにしたいと思います。

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