注目の師弟戦は、弟子の完勝でした。昨日も強かったなー。という感じです。いつものことながら。
夜中の9時半すぎ、80手目まで駒の損得もなければ一度も駒が成っていないという超スローペースで、しかもそこではすでに形勢がついていた、という。
あれだけ時間を使えて考えられるというのはすごいことです。弟子ももちろんすごいですが、師匠もすごい。
序盤は四間飛車から相金無双(厳密には△3二金と上がったので違いましたが)という過去のいろんな常識を無視したような戦型で、興味深い内容でした。
「金無双」という囲いの変遷:
— Daisuke Katagami (@shogidaichan) June 20, 2020
相振りではよく使われる囲い
→無双って名前のわりに弱そうじゃね?という風潮
→ついには「囲いじゃない囲い」という扱いになる
→いつしか再び見直されるようになる
→むしろ対抗形でも有力じゃね?と誰かが気づく
→対抗形が相金無双になる時代(イマココ)
藤井七段は竜王ランキング戦いまだ負けなし、これで6・5・4・3組で優勝ですか。
かなり奇跡的な記録だと思います。
そもそも決勝戦で師弟戦というのも相当な奇跡ですし、いろいろすごすぎて、なんかもう。
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話題の森内チャンネル、僕も見てみましたがまだ告知段階なのに早くも登録者2万人近く、合計再生数10万回越え、さすがにすごいものですね。
つい最近の記事で「先行者利益が少ない世界」「知名度を生かして新規参入」などと書いたのは、我ながらなかなか当たっていた気がします。
とはいえ、まさか永世名人が決めポーズを引っ提げて登場されるとは思いませんでした。世の中いろいろあって面白いですね。
今日から叡王戦7番勝負が開幕、舞台は伊豆。
名人戦と同様、予定より2か月遅れでしたが無事、対局が行われる運びとなり良かったです。
角換わり早繰り銀の戦型から、例によってものすごい勢いで指し手が進んでいます。
今期叡王戦は史上初めて持ち時間1時間でのタイトル戦が指されるということで注目を集めていますが、本局は5時間なのにこのスピ―ド、これが1時間だといったいどうなるんでしょう。気が早いでしょうか。
このブログを書いているいま、開始30分足らずで48手目まで進み、すでに銀桂交換の振り替わりあり、代償に馬ができたところ。
棋譜を見ないで、この文章だけ読んで↑の将棋と比較していただけると、スピード感が伝わるでしょうか?
(※数分後に追記)
その後も1分未満の着手が数手続き、現在10時32分、52手目まで。
どこまで進むんだろう?