先手番で矢倉戦、後手急戦形。
すぐには戦いにならず、間合いを図る展開に。
図で▲6八銀と引いたのが地味な好手で、はっきり作戦勝ちになったと感じました。
と言っても何のことか分かりにくいと思いますが、現局面はすぐには△6五歩と来れない形(▲7三角成が生じる)なので、△8五桂のほうを警戒するのが大事という理屈です。
加えて、近い将来生じるナナメの王手のラインを消していることも大きなメリットです。
実戦は▲6八銀以下、△8一飛▲5五歩△5四歩▲同歩△同銀右▲5八飛と進展。
そこで△5五歩と打てないといけない形ですが、対して▲5六歩から反発していく手があります。
この後は小さなミスはあるも、リードを保って押し切ることができました。
村田君とは公式戦では意外なほど当たってないですが、25年ほど前にはよく指した間柄で、懐かしさを感じつつの対戦になりました。
6組・5組と来たので次は4組で対戦したいものですね。
本局は全体的にうまく指すことができて、明日の祝賀会にも気分よく臨めそうです。