勝ち

一昨日の対局は、後手番で相掛かり。
▲3六飛のタテ歩取り狙いを△8四飛で受ける、令和になってからよく指されるようになった形で、小競り合いののち、5筋で飛車交換になりました。
図では▲6五桂と跳ねてくる手を警戒する必要があり、自然な手は△7三桂ですがそれには▲7五歩の桂頭攻めが来ます。

ここで△5四飛と打ちました。
持駒の飛車を一方的に手放すのは損ですが、▲5七銀と上がれない(7七の桂が浮く)のが付け目です。▲5七玉は一応ありますが、さすがに指しにくいだろうと。
実戦は▲7八金△9五歩▲8八角△5六飛と進み、難しい形勢ですが相手の駒を下がらせたことには価値があります。

以下は混戦になり、夜中までずっと形勢不明の大変な勝負が続きましたが、最後は入玉含みの先手玉を押し返して、なんとか競り勝てました。
一日を通して集中して指すことができて良かったです。

上の図をソフトにかけたら、△5四飛に▲5五飛!を指摘されました。
見た瞬間はパソコンが壊れたのかと思い、次に見間違いを疑いましたが、考えてみるとたしかに有力なようです。ちょっとそれは浮かばなかった。
将棋にはいろんな手があるもんだと思いました。

年内の対局はこれで終了。
今年も例年に違わず厳しい一年でしたが、師走の3局は良い内容で勝つことができて、来年に向けて希望が持てる結果になりました。

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