八冠

王座戦第4局は衝撃的な結末でした。
yahooニュースの遠山六段の記事は棋士視点での思考過程が詳しく解説されており、とても参考になります。

僕自身も第3局はそこまでの逆転という印象はなかったですが、本局の最終盤は驚きのどんでん返しで、リアルタイムで見ていてびっくりしました。
難しい終盤戦が延々と続いていて、△5五銀と打つまでは何かあるのではと見ていたところ、そこで初めて詰みが見えて、これで最終局かと思った矢先の出来事だったので。

もっとも最後は運命を感じるような結末でしたが、至る過程は名局というべき内容でもあったと思います。
水面下の変化も興味深いものが多々ありました。

将棋界はひとつの区切りを迎え、注目度としてもいったんピークということになると思います。
これから先、注目を維持するためにできることは、もちろんたくさん考えています。
実際にどうなるかは、結果を見てみないと分かりません。

いまの自分の立ち位置としては、この機会に将棋に興味を持って実際に指す子どもたちを増やすこと、これが一番大切だと思っています。
数年後の、子供大会の参加者や全国の将棋クラブなどが増えていれば取り組みが成功したことになりますし、そうなるように引き続き頑張っていきたいと思います。

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