最終局2日目

竜王戦第7局は2日目に入りました。

戦型は大方の予想通りで角換わり。
流行とは微妙に違う先後同型になりましたが、こうやって細かい工夫が入るところも、予想通りと言えるでしょう。
先手が先攻する流れも予想通りです。

先手には先攻のアドバンテージはありますが、おそらくこういうときはお互いに後手番の作戦を重点的に考えてきているのではないかと思うので、ここまでの流れとしては羽生竜王が誘導した感じだと思います。
局面としても広瀬八段のほうがすこしイヤな感じに見えますが、両者がどう感じておられるかは分かりません。

昨日に引き続きですが、今日もテレビ朝日「ワイドスクランブル」に出演します。
今日は午後からの最初で0時半頃~を予定しています。
連日、取り上げていただいてありがたいことですし、それだけの価値のある一戦なのは間違いありません。
おそらく今夜にかけて各メディアで報道が続くと思うので、大きな緊急ニュースがなければと思うのですが、どうなるでしょうか。

本局までの流れが、連盟HPにもまとめられていました。
羽生竜王がタイトル通算100期達成か、広瀬八段が初の竜王獲得か 竜王戦七番勝負第6局までのまとめ
トップページにも最新の盤面が掲載されるようになっていて、工夫を感じます。

今年最後、そしておそらく平成最後の大勝負、皆さんでしっかりと見届けましょう。

おうちゃんを救う会

突然で、また個人的なことですが、表題の活動に協力しています。
この記事は情報のシェアと、募金のお願いです。

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応援メッセージ(上から2番目)

世の中にはさまざまな理由から、多くの支援を必要としている子どもがたくさんいます。
おうちゃんもその中の一人です。

たとえば棋士として将棋を普及したいと思っても、なかなか自分ひとりにできることは限られているというのはよく実感するところです。
こうしたこともそれと同じ、なのかは分かりませんが、やはり一人ひとりにできることというのは限りがあるものです。

ただ、逆に言えば自分にできることをしてあげたいという気持ちも、僕自身も持っていますし、たぶん多くの方が、そうなのではないかとも思います。
だから多くの小さな善意が、結果として誰かを救うことになればいいなと思い、微力ではありますがこのような形で協力させていただくことにしました。

皆様のご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

テレビ出演など

本日久々に、テレビ朝日「ワイドスクランブル」に出演することになりました。
竜王戦第7局についてです。
大きな予定変更がなければ、10時50分頃~の予定です。
ぜひご覧ください。

7番勝負の第7局はただでさえ非常に大きな勝負ですが、羽生竜王がもし防衛すればタイトル通算100期、しかし負けると無冠、ということで本当に大きな一番になりました。
10年前の竜王戦第7局は「勝った方が永世竜王」という大勝負でしたが今回はそれに匹敵するほどでしょう。

対局場となった下関は、七冠達成の地でもあります。
昨夜は第7局としては珍しく前夜祭も行われたようで、地元の方々はここまでもつれ込んでさぞ喜ばれ、また盛り上がっていることでしょう。
今日は市長が振り駒をされるそうですね。

ここまでは3-3と相譲らず互角の星。
前第6局からは1週間ほどの間隔でしたがその間、同じ日に羽生竜王はA級順位戦を勝ち、広瀬八段は棋王戦で挑戦を決め、とこれも互角。
となると振り駒は相当大きいかなと思いますが、どうなるでしょうか。

昨日は囲碁界で井山さんがまた新記録とのこと。
タイトル通算43期で新記録というのは将棋と比べると意外な感じもします。
年齢で見ると羽生竜王とほぼ同じぐらいのペースとのことで、つまり羽生竜王は30代以降で50期以上防衛・奪取しているのですね。
改めて考えても、驚きの一言です。

羽生竜王の何がすごいか、はよく聞かれる質問で(今日も話す可能性が高い)、もちろん一つや二つでは済まないのですがあえて挙げるとすると好奇心と体力です。
年間60局を越えるペースで30年間トップ棋士ばかりを相手に指し続けていること自体が驚異で、その積み重ねにいろいろな偉業があるのかなと思います。

ファンの方もそうだと思いますが、自分もこの2日間は大勝負の大熱戦を期待して見守りたいと思います。

負け

昨日の対局は、残念ながら完敗でした。
全体的に見落としが多く、序盤・中盤・終盤とスキだらけで課題が残りました。
そして指し手の内容ももちろんですが、心技体がうまく整っていなかったと反省しています。

今期は先手中飛車で良い結果が出ていましたが、ちょっとブレーキがかかってきた感じです。
もとより一つの戦法だけでそんなにうまくいくはずがないので、これからも試行錯誤しながらやっていきたいと思っています。
年内はもう1局、かなり大きな一番が控えているのでそこに向けてまた頑張ります。

控室で感想戦終了後は、残っていた杉本ー真田戦と青嶋ー佐々木戦の帰趨が見えるところまで検討を眺めてから帰宅。
杉本さんは弟子と並んで7連勝での折り返し、すごいの一言です。
隣でやっていた青嶋ー佐々木戦は派手な大技が連発の面白い将棋で、純粋な王手飛車がかかって形勢がいい勝負というのはさすがに才気煥発な若者同士の一局という感じがしました。

悪い将棋をずっと粘っていただけだったせいか、かなり疲れが出たようで今朝は目が覚めたら昼前。ブログも午後の更新になりました。
それで思い出すのは昨日の対局前、すでに佐藤会長が出勤されていたこと。
その前夜はA級順位戦で羽生竜王との激闘だったはず、さっき確認してみると終局は1時を回っていました。
この将棋は序盤から終盤まで驚く手や展開の連続で、いつもながら見応えのある好局でした。
すごい体力には驚嘆ですが、どうかお体お気をつけいただきたいですし、他の役員の支えですこしでもハードスケジュールが解消されればと願います。

自分は今日はのんびりして、昨日のC1に目を通すなどしながら体力と気力の回復に務めます。

今日は対局

順位戦で西尾六段と。
いつものように名人戦棋譜速報で観戦・応援のほどよろしくお願いします。

先週はいろいろとプライベートでも予定が多くて比較的忙しかったですが、昨日はゆっくりと将棋に向き合う時間が持てたので良かったです。

棋王戦挑決は勝者組の広瀬八段が快勝で、スンナリ挑戦者が決定。
最近の充実ぶりが現れた内容だったように思いました。
佐藤名人の序盤作戦は斬新でしたが実らず、後手番が苦労する流れは来年も続きそうですね。

では、行ってきます。
今日もしっかりと集中して、盤面に向かいたいと思います。