NHKテキストとか

昨日のエントリでひとつ、大事なことを書き落としていました。
NHK杯本戦の対局はすべて、NHKテキスト「将棋講座」に観戦記が掲載されますので、そちらもぜひご覧ください。

ちなみにこの雑誌は、将棋雑誌の中では比較的、見た目の変化が多い印象があります。
(表紙や、レイアウトという意味。さすがに版はずっと同じ)
対局の前に講座や、ニュースの枠を担当する棋士が交代するので、それに合わせてというところも、あるのかもしれません。
何となくですが、比較的若い世代をターゲットにしている気がします。
(※あくまで個人の感想です)

NHKといえば、昨日もまた、藤井四段は勝ったそうで。
たぶん午前中の収録で、午後一斉にプレスリリースしたみたいですね。
もちろん、異例のことです。
いったいどこまで勝つのでしょうか。

 

昨日の中継、王将戦は先日のマイナビ第1局と同じ形に。
「今後もまた登場すると思うので」とは書いたものの、こんなにすぐ出てくるとは。
本局は居飛車側に工夫の一手が出て、そのまま快勝。有力に見えました。

竜王戦の2局は、いずれもアマチュアがペースをつかんでいたように見えたのですが、結果はプロ勝ち。
指したいように指させて、反撃を決める、プロらしい内容だったと思いました。

図は金井ー石井戦。
先手が石井アマ、後手が金井六段です。


この▲3五歩は飛車にヒモをつけた手で、次に▲7三歩成が狙い。
飛車が向かい合っているときにしばしば生じる手で、中継で観戦していてとても良い手に見えました。
ところが感想戦コメントでは、この手が疑問だったとのこと。
将棋は難しいものだと、改めて思いました。

全棋譜は将棋連盟ライブ中継で。

余談ですが、竜王ランキング戦には敗者復活戦(正式名称は「昇級者決定戦」)があります。
「裏街道」などとも呼びますが、実は棋士以外(アマチュア・女流棋士・奨励会員)は参加できない決まりなので、その全員が敗退するまで、6組の裏は始まらないことになっています。
今日以降、組み合わせ表が作成されて、順次対局が進むことになるはずです。

また組み合わせといえば、昨日、来期順位戦の表が届きました。
こちらも、まもなく公開されるものと思います。
毎年のことなのでもう慣れているはずでも、改めて、身の引き締まる思いがしますね。

 

盤外の話題。
映画「3月のライオン」はまもなく後編のロードショー開始です。
いま調べてみたら今週末からでした。
ちなみにこういう場合、ちょうど切り替わる、とかそういうわけではなくて、後編が始まっても、引き続き前編も映画館でやっているケースも多いらしいですね。
とはいえ、まだの方はお急ぎください!

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