NHK杯と、今年度総括

来週から開幕する、NHK杯の予選結果が公表されました。
自分は1回戦で勝又七段との対戦になり、なかなかお目にかかれないレベルの大逆転負けを喫しました。
戦型は後手番で矢倉vs雁木の急戦形。


終盤、銀取りに歩を突かれた場面で、△5七歩成▲4四歩△6七となら相手玉は詰めろ、自玉はまだ大丈夫なのでかなり明快な一手勝ち。
と読んでいたのですが、そこまでしなくても良い形勢と判断して相手をしたら、ここから攻めの手番が回ってこなくなってしまいました。

△4五同銀左が致命的な悪手というわけではなくて、逆転したのはこの後も大きな悪手を重ねた結果なのですが、将棋はやはり踏み込むところで踏み込まないといけないと改めて思いました。
この局面より前にも大きな悪手がいくつかあって、いくら30秒将棋とはいえ、信じられないようなひどい将棋で、さすがに落ち込みました。

ただ今年度のトータルとしてはわずかながら勝ち越すことができたし、羽生先生・佐藤康光先生と対戦することができるなど、比較的良い年だったと思います。
30秒将棋がひどいだけでなく相変わらず竜王戦が勝てないとか、いろいろ問題点もありますが年間を通して、どの将棋も一生懸命対局することはできたので良かったです。

将棋連盟全体としてもまもなく100周年の年度が終わり、101年目に入っていきます。
来月からもすべての対局を集中して指せるよう、頑張りたいと思います。

ECサイト

既報の通り、昨日は新たなECサイトの立ち上げという大きなリリースがありました。

日本将棋連盟 オンラインストアを新設
−将棋連盟公式グッズのほか、大会やイベントの申込みもオンラインストアに集約−

内容は記事にある通りで、これまではいわゆる外部モールにグッズの一部を掲載しているのみだったところ、より多くのグッズがここで買えるようになり、
さらには大会・イベントの申し込みなど、いろいろなことがすべてこのサイトの中でできるようになります。

長い間準備を重ねてきたことの一つだったので、無事にグランドオープンの日を迎えることができて、とても嬉しく思っています。
もちろんこれがゴールではなくスタートなので、今後中身を充実させて、多くのファンの方々が訪れて、ニーズを満たし、充実した将棋ライフを送るためのサイトにしていきたいと思っています。

まもなく新年度を迎えるわけですが言うまでもなく今年度は100周年というとても大きな節目で、会館建設をはじめとして大きな出来事がたくさんあり、将棋界にとってとても良い年になったと思います。
来年度も新たな挑戦を続けていきますので、応援していただければ幸いです。

 

王将戦金星、とちぎ将棋まつり

先週の対局は、先手番で駆け引きあった末に矢倉戦風味の将棋に。
比較的じっくりした戦いになり、序盤はやや作戦勝ち→中盤は主導権を取り返される→レールに乗っているうち気がついたら有利に→そのままゴールイン。
という感じの内容でした。
棋譜はこちらでご覧いただけます。

93手目▲3八飛の王手が詰めろ逃れの王手でぴったりの攻防手で、偶然良い手が落ちていたという感じでした。
他にもうまくできていると感じる変化が多く、運が良かったです。
トップ棋士相手に金星を挙げ、とても嬉しいです。

2024年度は旧会館の特別対局室で現会長と、新会館の特別対局室では前会長と、対戦することができてとても思い出に残る年になりました。
今年度の公式戦対局はこれで終了の見込みです。
来月からもまた新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。

翌日からは2泊3日で鬼怒川に出かけてきました。
土曜日は初めてとなる関東ジュニア棋王戦が開催され、夕方からは藤井棋王の防衛祝賀会。
翌日曜日は恒例のとちぎ将棋まつりが行われました。

新しい大会の開催は近隣の子どもたちにとって大きな励みになると思います。
また将棋まつりのほうは、斬新な企画が多く、出演しつつも笑いっぱなしで楽しいひとときでした。
それぞれご来場の皆さまには、どうもありがとうございました。
来年以降も盛大に続けていければと思っています。

明日対局

王将戦で佐藤康光九段との対戦。
モバイル中継があります。

昨日で今期順位戦が全クラス終了となりました。
昇級が最後の最後まで1人も決まらず、手に汗握る展開でした。
将棋を観戦する形態は変遷しても、この光景自体はこれからも変わらないんだろうなと改めて思いました。

日付戻って先週末は朝日アマ名人戦の前夜祭に出席しました。
初めてウォーズ予選が行われるということで、私も間近で観戦したのですが、実に興味深いというか何というか。面白いものを見せていただきました。

そしてその最後の1枠からの代表選手がそのまま本戦トーナメントも優勝、というのは何だかできすぎたシナリオでびっくり。
将棋大会のあり方もすこしずつ変わっていっているんだなと思いました。

順位戦勝ち

先日の対局は、先手番で角換わり。
相手の右玉vs中住まい×地下鉄飛車で相掛かり風味の将棋になり、序盤から主導権を握って指すことができました。
全体的にも、大きなミスなくまとめることができたと思います。
勝って7-3で終えることができて、来期は久々のひとケタ順位になりました。

隣では3年先輩の和俊さんが自力の将棋をフルえることなく勝ち切って昇級、すごいの一言です。
自分自身も今期は年末年始あたりまで昇級の可能性のある星取りでしたが、関西の強い若手に負かされて届きませんでした。
ただ最終日まで目が残ったのはたぶん20年近くやって初めてのことだったと思います。
他にも後輩との対戦で良い内容の将棋もあったり、終盤での逆転勝ちもあったのでそれなりに手応えのある年になりました。

基本的には年々厳しくなることに変わりはないですが、来期からも一局一局、一生懸命やっていきたいです。