棋聖戦で午後1局だけ、相手決まってないバージョン。
久々にモバイル中継していただけるようです。
また、初めて自動記録での対局になる見込みです。
将棋棋士・片上大輔の対局と日常など。
ブログに書くとやらないといけないという効用はたしかにあるようで、いくらか断捨離のようなことをして、身の周りがすこしだけすっきりしました。
いまの部屋も6年になるので、そろそろ引っ越したいところなんですが、なかなか余裕はなさそうです。
先週は結婚記念日で旅行に出かけていて、初めて、行った先で両親に合流したりも。
その後に訪れた角島は、たしかにきれいなところでした。
理事職の準備もいよいよ本格的に始まって、先週後半あたりからすこしずつ忙しくなってきました。
あとは、今年も東京都立大学での授業が始まり、講師を務めています。
この講義も、もうすぐ始まってから10年になると思うと、なかなか感慨深いものがありますね。
今日はタイトル戦が男女で重なる日曜日。どちらも佳境を迎えています。
また夜は例年より遅れていた、順位戦の日程・対戦表の発表があるようです。
将棋世界の連載のまとめですが、棋士のエッセイ集が先日発売になりました。
自分も寄稿しているので、ご紹介します。
将棋指しがひと息ついて
佐藤天彦九段の書き下ろしがものすごく良い内容だったので、昨夜、すこしツイートしました。
書き下ろしが3作。冒頭、天彦さんの知性的な作品が素晴らしい。入りは趣味の音楽の話を枕に将棋の話へとつなげる。棋士とファンを作者と鑑賞者として捉え、双方の視点で環境の変化に伴う関心事について深く論じている。そして全体のタイトルまで意識した着地は、エッセイとして完璧な仕上がり。
— Daisuke Katagami (@shogidaichan) May 16, 2023
なお、将棋世界のリレーエッセイは今月号時点で連載継続中のようなので、これからもこういった企画は増えていくのかもしれません。
毎月楽しみにしています。
話は変わって、弟子に子供が産まれたそうです。おめでとう。
Welcome! ようこそ! Léo Frédéric Fortin – born 10.05.2023 pic.twitter.com/cKZMlGzBPr
— Karolina Fortin (Shogi Harbour) (@oneye) May 16, 2023
子供がいないのに、突然孫ができたような気分です(違いますけど笑)
会いに行きたいところですが、ヨーロッパに飛ぶ機会があるかどうか。チャンスをうかがっています。
自分の近況・・は特にないですが、できるだけ部屋の片づけをして、体調を整えることを習慣にして、仕事に備えているところです。
次の対局は、来月の初めにつきました。
8日から新型コロナが2類(相当)だったのが5類になるということで、社会もいろんなことが変わりました。
個人的には、ウイルスが何か変わるわけではないので、生活の面で何か変えるということはあまり意識していませんが、それでも大きな節目ではあるのでしょう。
将棋界では、対局延期に関する一時的な特例措置が終了になるなどの変化がありました。
とりたててお知らせがない中では、モバイル中継の感想戦コメントが復活したのはけっこう大きなことではないかと思っています。
コロナ禍中は、現地取材の中継記者は原則一人だけでしたが、今週に入ってからは現地の人数も増え、リアルタイムでの棋士の解説も以前に近い形に戻りつつあります。
今週はこんなリリースもありました。
駒テラス西参道
リアルに人が集まる場所が新たにオープンする、というのは転換点として象徴的な出来事のように思いました。
棋士にとっての大きな出来事としてはこちら。
自動棋譜記録システムをヒューリック杯第95期棋聖戦一次予選から一部導入
コロナとは関係なく、以前から進んでいた話ですが、いままで女流棋戦のみだったところいよいよ棋士の公式戦にも導入されることとなり、今後自分自身の対局でも、使うことになります。
新会館に移転する頃にはさらに多くの対局で、導入されるものと思います。
今週はお世話になっている方にお好み対局に出演していただいたり、いくつかの用事もあって3日続けて千駄ヶ谷に行きました。
いつ以来か記憶にないような感じですが、来月からは増えることになるので、心身を整えていきたいと思います。
いっぽう対局のほうはまだ決まっておらず、おそらく次は来月になる見込みです。
このところすこし忙しく、またしても振り返りが遅くなりました。
先週の対局は、後手番で対三間飛車。
偶然にも、今期棋王戦予選は対三間が3局続きました。
図は中盤すぎの勝負所。
ここで△5五香と打ちました。▲5六歩と止まる形ですが、△6六歩▲7六銀△5六香▲5七歩△6七歩成の要領で、攻めが続きます。
この順は図ですぐに△6六歩と打つよりも、一歩稼げるのが大きいと見ました。
しかしこの手が悪手。構わず▲7四馬とされ、以下△8八竜▲同歩△5八香成▲同銀で金1枚をはがしても、先手陣が引き締まったことのほうが大きく不利になりました。
戻って図で正着は△4六香でした。以下▲5九金寄のタイミングで△6六歩がまさり、これなら▲7六銀には△8八竜▲同歩△7九飛▲7五銀△6七歩成で攻めが続きます。
この順は図で△6六歩▲7六銀以下同じようにやっても、最後の△6七歩成が厳しい手にならず、うまくいきません。△4六香との組み合わせが、重要でした。
図の局面ではまだ1時間半くらい残していたので、もちろんこの局面でも腰を落として考えはしたのですが、もう一歩踏み込んで読むことができませんでした。
今年度は連敗スタートになり、当面は次の対局がまだ決まっていない状況です。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
GW前半はシモキタ名人戦や、今度お好み対局に出演していただくアマチュアの方の練習、など。
その他、異なる予定が毎日入っていて、珍しく外出続きでした。
シモキタはさすがに雨かと思いましたがしもへいさんが奇跡を起こして(?)屋外ですべてのイベントができたのには驚きました。
開始から十数年、規模も年々大きくなり、とても楽しいお祭りになって、本当に感謝しています。
ご来場ありがとうございました。
明日は恒例の森一門祝賀会があり、朝から大阪に向かいます。