あさって放映日

今週は名人就位式と、文部科学大臣杯に出席しました。

あとは連盟で会議したり、自宅で会議したり、決まったことを進めたり、といった感じです。

口を開けば「忙しい」「暑い」「疲れた」となりかねないので、意識してそれ以外のポジティブな言葉を発するように、心がけています。
温めている新しい話はいくつもあるので、それを実現するためにどうするか、ということを考える日々です。

お知らせ2点。
・将棋年鑑が、発売になりました。
今年は、詰将棋に関する記述が多いところが、特徴だと思います。
そういえば最近は詰将棋関係の雑誌・書籍が多くなっている印象で、たぶん「意味ない」と言われた頃がいわゆる「底を打った」時期だったのかもしれません。
(※ちなみに「やっぱり詰将棋は意味あった」とも)

・あさってのNHK杯に登場しています。
今回もぜひ、ご覧ください。

それと、最近はとにかく台風が心配です。
明日の天候は変えられないので、一人ひとりはさまざまな努力で減災に務めること、社会全体としては、化石燃料を使わない方向に、変わっていってほしいと願うばかりです。

順位戦負け、王座戦挑決

一昨日の順位戦は、後手番で四間飛車から、居飛穴に対して、令和風のバランス型。
じっくりした展開で、それなりに力は出せたと思うのですが、相手の指し回しが的確で、チャンスは来ず。
特に85手目▲3七同桂は、目先の得にとらわれない、王者の一手でした。
強い若者は、強いです。
今月は順位戦がもう1局あり、またも強い若者との対戦ですが、なんとか頑張りたいです。

昨日は王座戦の挑戦者決定戦、駒テラスではABEMA中継とのコラボで、イベントを開催しました。
大盤解説会は満員御礼、クイズやトークショーも盛り上がったようで、良かったです。
公開生放送は、暑い中でも外から観ている方もたえず、街のにぎわいにもつながったと思います。

今月も夏祭りをはじめ、いろいろなイベントを予定しています。
あと、おそらく新しい等身大パネルが登場しているはず・・乞うご期待。

将棋界としてはいよいよ八冠チャレンジとなり、注目度が高まる中、限られたリソースでどれだけのことができるか。
期待に応えられるよう、最善を尽くしたいと思います。

順位戦日程変更、NHK杯視聴御礼

昨日はC1順位戦の対局日でしたが、対戦相手の伊藤匠君が竜王戦決勝トーナメントを勝ち上がっている関係で、明日に変更になりました。
偶然にもC2の日と同じになったようで、普段と周りの景色がちょっと違う、珍しい一日になりそうです。

ということで昨日は朝9時半頃連盟に行くまでは一見対局日っぽい動きでしたが、実際にはそこから普段の平日と同じように仕事して、夕方帰って夜は他の対局を観戦していました。
明日の対戦は、自分から見れば連戦ですが、その間に相手は強敵を連破して注目度が高まっている、という状況です。
そのためモバイル中継があるほか、朝日新聞社のyoutubeでも放映があるようです。

また、日曜日のNHK杯、ご視聴ありがとうございました。
自分でも録画を見返したところ、冒頭のインタビューで作戦を聞かれて「振り飛車」と答えた部分が、たぶんカットされていました。
話が長かっただけという説もあるものの、熱戦になって放映時間を圧迫した結果でもあると思うので、良かったです。

また、本局はNHKテキスト「将棋講座」に自戦記を書きました。
掲載はしばらく先になると思いますが、そちらもぜひ、お読みいただけると嬉しいです。

明日放映日

NHK杯、今期1回戦最後の1局です。
コロナ禍での椅子対局が終わり、対局室が畳に戻ったので、久々に和服で対局しました。
ぜひご覧ください。

今週は月曜対局のあとは、会議と会食の多い1週間。
お世話になっている企業に、ご挨拶にうかがう機会もすこしずつ増えてきました。
また木曜日は文部科学大臣杯東日本大会に出席。
開会(等)の挨拶も、だいぶ慣れてきました。

金曜日は常務会・報告会のほか、前後に会議が入って9時半から17時までずっと会長と一緒でした。
前夜遅くまでB1の順位戦があったばかりで、すごい体力・気力と感嘆するばかりです。

今年は特に猛暑・酷暑の日々で、移動するだけもけっこう体力を消耗します。
休みの日はあまり家から出なくなりました。
体調管理が一番大事なので、引き続き、気をつけて厳しい夏を乗り切りたいと思います。

負け

後手番で三間飛車藤井システム。

速攻を仕掛けられて、基本的には苦しい将棋でしたが、投了数手前で勝負手を逃したのは悔やまれます。

80手目△3八飛と王手しておけば、どのように受けても△3一馬があり、大変な局面でした。
実戦は2八から打ってしまい(自然な手ではある)、チャンスを逃しました。

直前▲4一飛と打たれるまでは、△3一飛とか△5一飛で簡単に受かると錯覚していた(▲4二飛成をうっかりしていた。ので、別の手を指されると思っていた)のが致命的でした。
結果は仕方ないにせよ、↑の変化を選んでいればあと2~30分はかかったはずで、そうすればお昼休みにリアルタイムで対局を見てもらえたかもしれず、その点は残念です。

午前中の対局だったので、午後は仕事して帰りました。
今後はこういう日も多くなりそうです。

次の対局は順位戦です。