良いお年を

風邪は一日でずいぶん良くなりました。
穏やかな気持ちで、年を越せそうです。

さて、簡単に2018年の振り返りを。

対局の成績を(年度ではなく)年で見ると、今年は未放映の銀河戦(1月末頃に放映予定)を除いて18-16(千日手1)で、これは昨年とまったく同じでした。
自分では上向いているつもりだったので意外でしたが、最後の連敗が痛かったみたいです。
逆に昨年は苦しい星取りが続く中で、最後の連勝で貯金を作ってのフィニッシュでした。

将棋の内容に関しては、昨年よりは向上していると自分では感じています。
ただしここ数年はずっと先後の勝率差が大きく、来年も後手番の戦い方が特に重要な課題になりそうです。
棋王戦に星が集まってベスト8まで行けたのは、先手番を引き続けたのが大きかったと思います。
逆に苦手の早指し棋戦では後手番を引き続けて、内容的にも良いところのない1回戦負けが続いてしまいました。

また七段昇段という大きな出来事もありました。
これは10年近くかかっての積み重ねなので、特に今年頑張ったというわけでないのですが、節目に到達できたことを嬉しく思っています。
その際に目標にした年度内の通算300勝はちょっと厳しくなってきましたが、最後まであきらめずに年明けからの対局も頑張っていきたいと思います。

対局以外の仕事も、昨年はさっぱりでしたが今年はいろいろといただいて、1年前と比べると棋士らしい生活になってきました。
東北を中心に、各地を訪れる機会もあり、出会いに感謝しています。
あと本の執筆にも区切りがついて、来年2月頃に出る予定なので楽しみにしているところです。

また今年は災害の多い年で、他にもきっかけがあり個人的には寄付をすることの多い一年になりました。
地震で大阪遠征の対局が延期になるという出来事もありました。
来年はチャリティーイベントのない年になればと願います。
それとは関係なく、自分自身も体調を崩すことが何度かあり、そのせいで波に乗り切れなかった気がするので来年はもっと健康に気をつけて過ごしたいと思っています。

ともあれこうしてゆっくりと行く年を振り返り、来る年に思いを馳せることができるのは何より幸せなことですね。
穏やかな日常に感謝しつつ、残りわずかとなった2018年を静かに過ごしたいと思います。

皆さまもどうぞ良いお年をお迎えください。

風邪

あろうことかこの年の瀬に、軽い風邪を引いてしまいました。
まあ、寒いですもんね。皆さまもどうかお気をつけください。

思えば今年は季節の変わり目やらでアレルギーが出たり、軽く体調を崩すことが多かったです。
それほどひどいことはなく、仕事に穴を開けたり、対局に支障が出たりということはなかったですが、これではいけないと反省しています。
昨年に比べると今年は良い年になったものの、上昇気流に乗り切れなかったのは、体調管理が十分でなかったことも一因のような気がします。
来年は殺界も抜けるらしいし、元気を取り戻してより良い一年にしたいと思います。

昨日からお休みに入り、まずはブログにも書いた「プロ棋士の詰将棋」に取り組みながら、ニコ生で神企画と評判だった詰将棋かるたを観て(聞いて?)います。
これ、たしかに面白いですね。さすが神吉先生です。

問題が出るときはなるべく読み上げの声だけで解くようにしていていて、でもヒントが聞こえたり、手元に札はないので同じ条件とまではいかず、ということでほど良い難易度です。
これが終わったら「詰将棋カラオケ」もこの機会に観る予定で、全部解かなきゃ年越せマンデー、という気分なんですが、どうなることやら。

そういえば、風邪を引くと詰将棋を解きたくなります。
たぶん、ほぼ動かなくてもできるのと、ノドや鼻はつらくても頭ははっきりしていることを自分に示したい、という本能の表れなのかなと思います。
あまりマネはされないほうがよろしいかもしれません。(言われなくてもしないか)

明日はもし回復していれば、簡単に今年の振り返りなどを書くつもりです。

最終日

昨日は将棋界的には今年の公式戦対局最終日。
世間的にも仕事納めで、今日からお休みという方が多いかと思います。
ブログも例年、ここからはアクセスが減るんですがあんまり気にせず、年末年始も毎日更新する予定です。

藤井七段はこの数日でまた2勝を積んでいました。
しかもいずれも後手番で、内容的にも圧倒。相変わらずの強さですね。
来年の目標を聞かれてこう答えたそうで、これにはまた感心、というか驚嘆。


65%というやや半端に見える数字はたぶん「2勝1敗ペース」って意味じゃないかと思うんですが、現時点で他のプロ相手に85%ぐらい勝ってるみたいなので、もし実現したら単純計算で・・・いったいどうなるんだろう。

「強くなる」とか「良い将棋を」とかは普通ですが具体的な数字を答えるというのはあまり見たことがなく、「新手」ではないかと思いますね。何につけすごい。

ただ考えてみると僕自身も、(彼と違って現在の実力がたいしたことがないので)この先「いまの自分に2-1ペースで勝てる」ぐらいの強さであれば、実現可能かもしれません。
藤井君はもはや目標にするには遠すぎますが、過去の自分を越えることであれば可能だと思うので、そうなれるように頑張っていきたいなと思いました。

おうちゃんを救う会 応援メッセージ
前にも一度書きましたが、こちらの活動に協力しています。
ぜひ皆さまにも、ご協力のほどお願い致します。

仕事納めの日は来年の対局予定について相談が来たり、出版の関係でも連絡があったりと皆さん慌ただしそうでした。
暦の関係もあったのかもしれませんね。
僕自身は年賀状も無事投函できましたので、今日からしばらくはゆっくりできそうです。

皆さまもどうぞ良い年の瀬を。

年越しに向けて

昨日は今年最初で最後の忘年会でした。
思えばこの師走は最後まで対局があり、他に仕事もいろいろとあったので、結果はともかくとして比較的忙しく、充実していた気がします。
良い結果が出なかった分は実力不足と割り切って、また来年前向きに頑張っていきたいと思います。
昨日のブログには何人かの方からコメントをいただき、どうもありがとうございました。
応援していただけるのは本当にうれしいことです。

昨日・今日は年賀状書き。
なんとか今夜のうちには投函できる見込みです。
掃除はある程度(奥さんが)こまめにやっていてこないだの連休もすこし手伝ったので、あとは明日ちょっとやったら終了、の予定。
そんなこんなで、今年も無事、年を越せそうです。

最近のニュース。
注目された肩書は羽生「九段」になった(した)とのこと。
大方の予想通りでしょうか。
個人的には「前〇〇」の肩書は義務にするか、そうでなければ今後は使わないほうが自然な気がしますが、どうなんでしょう。
永世七冠、でももちろん良いとは思うのですけどね。

竹俣紅さんのブログに「女流王将戦、勝ち上がっても4月以降は指せない」と書いてあってちょっとびっくり。
アマチュア参加とかもある棋戦なんですけど、主催者間の協議でそう決まったのですかね。
まあそもそも、退会もびっくりなら、発表直後に予選を抜けたというのもびっくりですが。
最後の機会、と思うとひときわ手が伸びるのでしょうか。

将棋世界はおそらく2月号が今日、発売のはずです。
藤井君が表紙です。
今回は付録が「プロ棋士の詰将棋」で全40問なのですがその中に、自分も加えていただいています。
段位順に並んだらたまたま宮田君と藤井君の間になったみたいです。
2人合わせて解答選手権何回優勝してるんでしたか。光栄の至りで、役得としか言いようがないですね(?)。
もちろん彼らとは全然レベルが違いますが、良かったらご覧ください。

負け

昨日はせっかくの大事な一番なのに、早い段階で大きなミスをしてしまい、惨敗でした。
手厳しいコメントもいただきましたが勝負どころを失っての敗戦は、たしかに観てもらっている方々にも申し訳ない限りです。
ワカレを考えると夕方まで持ったことがむしろ奇跡的で、本当にひどい将棋を指してしまいました。

弱いことは恥ずかしい。
囲碁の張栩さんの言葉を、またかみしめています。

今年は昨年に比べると内容、結果ともやや上向いていると思うのですが、秋に入ってからは手痛い敗戦が続きました。
内容が伴ってさえいれば結果は自然とついてくるはずなので、昨日のような将棋が来年はないように、努力したいと思います。

王位戦は初のリーグ入りが懸かっていたので非常に残念ですが、この将棋では仕方ないですね。
また来年頑張ります。