7/18 宮本五段戦

延期になった順位戦の1回戦です。
結果的に、七段昇段の一番にもなりました。
いろいろと忘れられない一日になったことは、対局翌日に書いた通りです。
勝ち 忘れ得ぬ一日

この将棋はプロ的には中盤がすべてで、途中からは差がついてしまったのですがそのせいもあって以降はこちらに気持ちの良い手が続きました。
(棋譜は名人戦棋譜速報でご覧いただけます)

駒の損得のほぼない互角のさばき合いで、手番はこちら、他に代償も見当たらないのですでに勝勢に近い局面。
ここで▲5七角が厳しい一手で、飛車を横に逃げると3二の銀が取れます。
しかしタテに逃げるのも▲3九香が継続手、ここで歩切れが痛い。
一歩持たれていると、まだ難しいところはありそうですが。

▲5七角以下△3三飛成▲3九香△3四銀▲3七桂(これも味良し)△1八馬と進んで次の図。

△1八馬は▲4五桂の防ぎ。
ここで▲6五歩が決め手で、まだ夕方でしたがさすがに勝ちを意識しました。
この数手はおそらくプロなら誰もが同じところに手が行くという類の手だと思うので、そこを間違いなく指せたのは良かったです。
誰でも指せる当たり前の手を、しっかり指して勝ち切ることが将棋では一番大事です。

これ以上ない内容で連勝スタートとなりました。

7/3 安用寺六段戦

今期順位戦の開幕局となった将棋です。

中盤で千日手となった場面は対局翌日のブログ(白星スタート)に載せましたので、ここでは指し直し局の図面を。なお、全棋譜は名人戦棋譜速報でご覧ください。

ちなみに↑のエントリでは「反省点も多いので」と記しているのですが振り返ってみると思ったほどではなかったかもしれません。
中盤以降、居飛穴らしい指し回しはできていたような気がします。

たとえば53手目を▲5八歩と受ける手は堅いのですが、△5四銀▲4六歩となると大駒の働きが悪くなるので、これは居飛穴を生かした指し方とは言えません。
実戦のように▲6五銀と食いちぎるほうが穴熊らしい指し方です。
ただ単に▲2四歩も有力で、こういう細かいところが難しい中盤戦でした。

その後進んで71手目▲4七桂(打)が決断の一手。

この手は一瞬飛車の横利きを止めて△5七歩成という手が可能になるのが怖いところですが、読んでみて大丈夫と判断しました。
数手進んで77手目▲4四銀のところは良くなった、のは対局翌日にも書いた通りで、さかのぼってこの局面の時点で良くなっていたと思われます。
相手としては直前の△8四桂を6四から打っておいたほうが△8八角成▲同金△6二飛のような対応がしやすく、より難しいところもあったようです。

直後の79手目▲5五桂が狙いの活用。

いずれこう使えるので▲4七桂を打った、というのは当然あります。
2二飛や3三角を取るよりも、6三金取り+2七飛の活用のほうが重要度が高い、終盤戦らしい一着です。
配置がうまく勝つようにできていました。

全然本局とは関係ないのですが、十数年前の三段リーグで、5九に打った桂が4七~5五と跳ねて勝ったということがあったのをふと思い出しました。
本局と同じで、三間飛車に居飛穴で対抗した将棋だったので、もしかしたら戦型の急所なのかもしれません。

終盤は時間がなくなってきて焦りましたが、なんとか逃げ切り。
やはり1分未満切り捨てとそうでないのとではだいぶ時間の進みが違うと思いました。

まずは良いスタートが切れました。

 

海外旅行

これからスリランカに行ってきます。
いわゆる発展途上国に行くのは初めてのことなので、ちょっとした緊張感がありますね。

帰国は10日の予定です。
その間ちょうど4日あるので、今期順位戦の振り返りを予約投稿で入れてあります。
良かったら、引き続きご覧ください。

では✋

負け

昨日の対局は、相手の初手▲7八飛に、居飛穴で対抗。
序盤はすこし工夫したつもりですがイマイチだったか。
結果としてはうまくさばかれて完敗でした。

それほど大きな悪手はなかったと思うので、後手番の難しさが出てしまった気がします。
弟弟子との初手合で楽しみな一戦だっただけに、終盤の競り合いにならなかったことは残念です。

今期は持ち時間の長い将棋はまずまずの内容が続いていると思うのですが、持ち時間の短い将棋ではこれで3棋戦連続の1回戦負けで、課題が残りました。
気を取り直して、また次頑張ります。

王座戦第1局は期待に違わぬ大熱戦でした。
大きなものが懸かっていることを強く印象づける素晴らしい終盤戦だったと思います。
中村王座が追い上げているように見えて、斎藤七段がギリギリ残しているのかな、というのが見ているときの印象でした。
感想戦コメントを読んだ限りでは、見立ては大きくはずれていなかったようで、ちょっと自信になりました。

それと昨日の台風には驚きました。
信じられないような映像をたくさん観ました。
言葉もありませんが、お見舞い申し上げます。

今日は対局

朝日杯で勝つと午後からもう1局指せるパターンです。

相手の西田四段とは初手合。
順位戦や竜王戦のクラスが違う兄弟弟子とは当たる機会は少なく(自分だけが関東所属なので)、楽しみな一戦です。

西田君は三段リーグでは苦労しましたがもともと周囲の評価は高く、四段昇段後はその期待に応える活躍をしていると思います。
早指しなので決断よく指すことを心掛けて、良い将棋にできればと思います。

今日から王座戦5番勝負開幕ですね。
中村王座vs.斎藤七段 将棋王座戦五番勝負が4日開幕 (日本経済新聞)

お互いにとって本当に大きなものが懸かった五番勝負になったのではという印象です。
名勝負に期待したいと思います。

では、行ってきます。