高校生の大会にお招きいただき、富山市に来ています。
北陸の大雪を連日ニュースで見ていて、心配していましたが幸い昨日は晴れていて、歩きやすい状態でした。
仕事にも影響はなさそうでホッとしています。
まったくの偶然ですがすぐ近くで羽生竜王が講演されるそうです。
こういうケースは初めてかもしれません。
これから指導対局と、ちょっとした講話です。
張り切ってやってきたいと思います。
将棋棋士・片上大輔の対局と日常など。
先日の順位戦。
藤井システム風の三間飛車を採用。
16手目の局面は今でこそよく見かけるようになりましたが、実は公式戦での1号局は▲片上ー△千葉戦です。
(平成22年のNHK杯予選)
相手の揺さぶりに強く反発。
棋譜コメントにある(1)▲7四歩や(2)▲6五同歩ならいけると思いましたが(3)▲5七銀が堂々たる好手で、ここは悪くしました。
金銀と角の交換ですから悪い理屈はないはずなんですがやはり穴熊は偉大です。
図の▲6七角は冷静な好手で▲7六角なら△6五歩の遮断がいい味になります。
棋譜コメントにある▲7三歩成△同銀引の順は▲6三角成△同銀▲2一馬△5二金左は大変そうだし▲8三香の強打も△9三玉で寄りません。
ここで△5六歩が悪手。代えて△6五銀打とするべきでした。
盤に並べた瞬間「これしかなかった」と分かる類の手なのでこれを逃したのは反省です。
またそこに指がいかないならせめて△5二金左と指したかった。
実戦はこの後△5二金左の一手が回ることなく、攻め続けられて負け。
△5六歩は歩を成るための一手のはずなのに△5七歩成は▲4五角で逆効果、という局面が続いたわけですから明らかな一手パスでひどい手でした。
実はこの半年ぐらい対局前日に前の対局を振り返ると勝ち、そうでないときは負け、という意味不明なジンクスが続いていたんですがこの2戦で崩れてしまいました。
まあそんな安易な必勝パターンが現実世界に存在するわけないことぐらい分かってましたけど。
自分の対局を振り返ることは有意義なことだし、応援していただけることにもつながると思うので今後は自分にとって自然なタイミングで続けたいと思います。
リーグ成績は4勝5敗の負け越しになってしまいました。
最終戦は強敵ですが頑張ってなんとか指し分けで終わりたいところです。
※画像は名人戦棋譜速報からのキャプチャーです。
全棋譜はこちらでご覧ください。
昨日はよほど疲れていたのか、久々にお昼頃まで寝てました。
その後も一日のんびりして、順位戦を中心に夜まで将棋観戦の一日。
午後は前日のC1に目を通していました。
高橋ー長沼戦、泉ー日浦戦など、相居飛車の攻めの手筋が多く見られた日だったような気がします。
この2局を並べてみると、中盤で相手陣に向かって「攻める」とはどういうことか、がよく学べると思います。
昨日のB2は、夕休前の早い時間に自力の畠山鎮七段が勝ち、2枠目の昇級者が決定。
1期でのB1復帰はすごいの一言です。
6-2上位同士の中村ー北浜戦が昇級争いの一番にならず、ということで今期は例年よりすこし星が割れた感じでしょうか。
それもまた順位戦ですね。
マイナビ準決勝が一昨日と昨日で行われ、岩根さんと西山さんが勝ち上がり。
里見さんはこれだけ勝ち続けていて、またも全冠チャレンジならず。
やはり羽生さんの(もちろん清水さんも)記録がいかに偉大かが分かりますね。
西山ー里見戦はすごい乱戦でした。
あんなに受けに回っている西山さんはあまり見ない気がしますが、三段リーグを戦っていると一本調子の将棋では勝ち星が集まらなくなるので、時に違った一面が出るのは分かる気がします。
新女流棋士が2人同時に誕生とのこと。おめでとう。
武富礼衣女流3級が女流2級に
小高佐季子女流3級が女流2級に
これは極めて珍しいことのはずでですが、女流棋士番号はどうやって決めたんだろう。
この2人で予選決勝で、勝ったほうがリーグ入りのようですね。
若手女流棋士がみんな実力をつけて層が厚くなっている、と言われて久しいですがやっぱり対局がないと強くなるチャンスは限られるわけで、リーグに入ることでより強くなる機会が得られるという側面が強いです。
何年か経つとだんだん自分の立ち位置が決まってくる感じになるので、それまでが勝負と思って若い人たちには少ないチャンスをモノにできるように切磋琢磨して頑張ってもらいたいです。
昨年昇級した弟子のカロリーナにも。
昨日の将棋は自分の力は出せたように思いましたが、チャンスらしいチャンスはなく、完敗。
僕が藤井システム風の駒組みで、千葉さんが居飛穴というのは修業時代とは逆なので、なんだか不思議な感じでした。
図面などはまた後日に。
千葉さんはこの星で七段昇段だそうです。
実はあとすこしだというのは知っていたのですが、あと一つとは知りませんでした。
休憩中にたまたま職員さんがその話をしているのが聞こえてしまい、その後はちょっとだけ意識してしまいました。
まあ関係ないんですけどね。
ただたしか9年前の順位戦で片上六段ー千葉五段という対戦カードがあったはずなので、正直言って悔しいです。
この10年で自分が平均15勝ぐらいしかしていないということで、これはちょっと情けない。
次の10年は平均20勝ぐらいは積み上げて、八段になりたいです。遠いですけど。
連盟HPでいま調べてみたら、自分は昇段まであと9勝でした。それだって遠い。
ひとつ勝つのも大変です。
当たり前のことですが一局一局、全力を尽くします。
これで残念ながら再び黒星先行の星に。
最終局は相手が昇級争いのキャンセル待ち1番手で、責任ある立場になったようですが、それよりなにより自分の星を指し分けに戻せるよう、一生懸命頑張ります。
昨日は隣に兄弟子、背中に昇級争いの若手同士のカードが2組という部屋割りでした。
安用寺さんと隣で対局したのはかなり久々だったような。終盤は会心の寄せに見えました。
大広間では弟弟子の千田六段が比較的早い時間に勝って昇級を決めていたようです。おめでとう。
今年の森一門祝賀会は、いろいろとお祝いごとが重なることになりました。
予約投稿です。
今日はC1順位戦の一斉対局日で、僕の相手は千葉六段。
奨励会入会も年齢もプロ入りも、いずれもすこし先輩で、これまで公式戦でもそれ以外でも、何度も対戦を重ねた間柄です。
棋譜は名人戦棋譜速報でご覧ください。
モバイル中継もしていただけるようです。
一昨日の王将戦は、豊島八段の3時間を超える長考実らず、久保王将の勝ち。
その手前の進行は当然と思ったものの、やっぱりそこで考えるべきだった。という感じなんでしょうか。
感想戦のコメントと合わせて考えても、いろいろと謎の残る将棋でした。
もっともタイトル戦ですから、ときにそういうことがあるのも当然と言えば当然ですかね。
女流名人戦のほうは、里見女流名人のストレート防衛でした。
これまでの番勝負はいずれも内容的に拮抗している感じだったところ、今回のシリーズは残念ながら、差がついた内容が目立ったように思います。
里見さんはこれでいよいよ全冠制覇が見えてきた感じです。
内容的に見て、実現しても驚きはありませんが、どうなるでしょうか。
今週はただ一つ残るマイナビ(女王)の、準決勝があるようです。
また昨日は王将戦の一次予選で、藤井五段がすごい逆転勝ちを見せてくれました。
さすがにこれは・・と何度も思いましたが、やはり高勝率の若者はしぶとい。
次の師弟対決は、これまた大きな話題になりますね。
それと、今夜は銀河戦の解説に登場しているはずです。
20時~囲碁将棋チャンネルをぜひご覧ください。
では、今日もいつも通り、良い将棋が指せるよう頑張ります。